「売人」と「商人」の違い・意味と使い方・由来や例文

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売人は「秘密にしないといけないものを売りさばく人間のこと」。

表立って売ることができないようなものを扱うときに使用される言葉が売人です。

つまり、日常的にはほぼ使われない言葉です。

商人は「商行為をする人のこと」。

つまり、何らかのものを売買して利益をあげようとする人を指しています。

広く使える言葉であり、ビジネスにかかわっている人は多くが該当すると言えるはずです。

「売人」の意味

売人とは、秘密にしないといけないものを売りさばく人間のことです。

普通に売ることができない、裏で売ることしかできない、そんなものを取り扱っている人間を売人と呼びます。

したがって、実際に売人と取引をするようなケースは多くの人たちにとっては存在しないでしょうし、売人という言葉に馴染みを感じることも厳しいと言えるはずです。

「商人」の意味

商人とは、商行為をする人のことです。

商行為をする人であれば商人という言い方ができるので、基本的には何らかのビジネスに携わっている人全員に対して使用することができる可能性があります。

ただ、実際に商人という言い方をするケースは多くなく、この言葉が使用されるケースは日常生活ではほぼないと言える状況になっています。

「売人」と「商人」の用法や用例

「麻薬の売人を捕まえるためには、彼らと接触する必要がある。

しかし、彼らは警戒心が非常に強いだろうから、こちらが望んだ通りに尻尾を出してくれるかはどうかは分からないな。」

「世の中には商人と呼べるような存在が山ほどいる。

しかし、現代ではビジネスマンといった言い方をすることの方が多く、商人はあまり使われない。」

売人と商人はどちらもあまり使われない言葉

売人と商人はどちらも特定のものを売る人たちという意味で使われますが、売人は表立って取引することが困難なものを売る人たちに対して使います。

一方で、商人は一般的な取引をする人たち全般に対して使われるのです。

したがって、商人の方が使用頻度が高そうに思えますけど、実際はどちらもあまり使われないという言い方ができるでしょう。

むしろ売人の方が見聞きする可能性がやや高いかもしれないです。

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