事あるごとには「何か起きるたびにいつもという意味のこと」。
何か起きるたびに常に特定の何かが付随して起きる、そんな場面で使っていく言葉です。
かなり有名な表現と言えるでしょう。
度々は「特定の状況や出来事が何度も繰り返し起きること」。
過去に起きた状況や出来事が再び発生するようなシーンで使っていく言葉であると評価できるのです。
「事あるごと」の意味
事あるごととは、何か起きるたびにいつもという意味のことです。
特定の出来事が起きるときにはいつも何かが同時に起きるという意味で使用される言葉であり、何度も何度も同じことの繰り返しと言えるシーンで使っていく言葉と言えます。
事あるごとにあるという表現はそれなりに有名であり、多くの人たちが見聞きしている可能性があるでしょう。
「度々」の意味
度々とは、特定の状況や出来事が何度も繰り返し起きることです。
事あるごとにと似たような意味と解釈できますけど、こちらは特定の出来事に起因して別の出来事が発生するわけではなく、ただ何らかの出来事が何度も起きるという状況を示しています。
したがって、その部分で微妙に事あるごとにとは違う意味という解釈が可能でしょう。
「事あるごとに」と「度々」の用法や用例
「事あるごとにあいつは腹を立てている気がする。
怒りたくなるような出来事が発生したときには、毎回周りにも気付けるような態度で怒っているから、みんな何事だと思ってしまうよな。」
「あの人はこれまで度々遅刻してきているけど、恐らく今後も同様だと思うよ。
対策をしないと、ずっとこのままの状況が続くんじゃないのかね。」
事あるごとにと度々は微妙な部分で意味が違う
事あるごとにと度々は、何らかの出来事を繰り返すという意味では共通しています。
しかし、事あるごとには何らかの出来事に起因して別の出来事が何度も起きるシーンで使うのに対して、度々は何らかの出来事が単に何度も起きるというシーンで使うので、両者は全く同じ意味ではありません。
そこに関して気を付ける必要があると言えるのです。