野次馬は「自分に関係ないことに関して、騒ぎ立てるような人たちのこと」。
何らかの出来事が発生した現場にやってきて、その場に留まったり、騒いだりする人たちを指すことが多いです。
見物客は「特定の状況をただ見ているだけの人たちのこと」。
騒ぐようなことはしないので、そこは野次馬と異なっていますけど、傍から見れば同じような人たちにしか見えないでしょう。
「野次馬」の意味
野次馬とは、自分に関係ないことに関して、騒ぎ立てるような人たちのことです。
自分に関係ない状況に関して、一定の興味を示し、特定の場所に大勢が集まって騒ぐような、そういった状況に対して使っていきます。
したがって、野次馬に関しては基本的には少数の人たちでは成立せず、多くの人たちが集まることが重要と言えるのでしょう。
「見物客」の意味
見物客とは、特定の状況をただ見ているだけの人たちのことです。
特定の状況に関して、一定の興味を示して、その状況を眺めている人たちという意味の言葉です。
状況は野次馬とやや似ているものの、彼らは騒ぐようなことはしないので、そこは野次馬との違いになるでしょう。
また、見物客は少数でも使うことができると言えます。
「野次馬」と「見物客」の用法や用例
「さっきここで自動車の衝突事故があったんだが、野次馬が多くいてかなり騒いでいたよ。
警察などの人間からすれば、邪魔だからさっさとどいてほしいと思っていただろうな。」
「さっきこの辺で有名な政治家が演説を行っていたから、見物客が多くいたんだ。
あれだけ知名度が高い人がやってくれば、興味を示す人は多くいるんだろうね。」
野次馬と見物客は光景としては似ている
野次馬と見物客は意味は全く同じではありませんけど、光景としては似ている面があります。
だから、同じような言葉と感じる人は多いでしょう。
でも、野次馬は多くの人たちがいるシーンで使いますが、見物客は少数でも大丈夫です。
また、野次馬はネガティブなイメージがあるものの、見物客には特にないので、そういう部分で違いがあります。