ふんぞり返るは「身体を後ろに反らして堂々とした態度をとること」。
傍から見れば、傲慢にも感じられるような態度に見えるため、一般的には印象はよくないと言えるでしょう。
偉そうな態度をとるは「本当は偉くないのに、そのように見える態度をとること」。
まるでそれなりの立場の人間であるかのような振る舞い方をする際に使います。
しかし、実際は偉くはないのです。
「ふんぞり返る」の意味
ふんぞり返るとは、身体を後ろに反らして堂々とした態度をとることです。
そういった態度は人前ではあまり好まれないため、基本的にはやる人は多くありません。
だからこそ、ふんぞり返る態度を実際にとったときには、周囲から傲慢といった見方をされることが多いのです。
基本的には悪い行為としてどうしても捉えられることになります。
「偉そうな態度をとる」の意味
偉そうな態度をとるとは、本当は偉くないのに、そのように見える態度をとることです。
態度のとり方には様々なものがありますけど、周囲から見て傲慢な感じがするような振る舞い方をするときに使われやすいと言えます。
そして、そういった態度をとっている本人は全く偉くない、立場的に上ではないケースが大半であると評価できます。
「ふんぞり返る」と「偉そうな態度をとる」の用法や用例
「この前、すごい社員を見たよ。
上司の家に招かれたときに、みんなが緊張している中で、1人ふんぞり返るような態度でいた奴がいたんだよ。
ある意味肝が据わっていると言える状況だろうな。」
「社長室にあるような椅子に座って、偉そうな態度をたまにはとってみたいと思うよな。
俺みたいな普通の社員には全く似合わない状況だろうが。」
ふんぞり返るは偉そうな態度の一種
ふんぞり返ると偉そうな態度をとるは基本的には大きな違いはありません。
どちらも客観的に見て傲慢で、相応しくない振る舞い方という評価ができます。
ただ、偉そうな態度をとるという言葉はかなり漠然としており、逆にふんぞり返るはかなり具体的な言葉と言えます。
したがって、偉そうな態度をとる1つのケースがふんぞり返るになるのでしょう。