伊勢自動車道は、三重県内を通過する高速道路です。
その名の通り、伊勢市を終点としており、伊勢神宮への参拝客が多く利用しています。
伊勢湾岸自動車道は、愛知県豊田市から三重県四日市市までを結ぶ高速道路です。
紀勢自動車道は、三重県多気郡から尾鷲市までの区間と、和歌山県田辺市から西牟婁郡すさみ町までの区間で部分的に開通している高速道路です。
伊勢自動車道とは
伊勢自動車道は、三重県津市の伊勢関インターチェンジから三重県伊勢市の伊勢インターチェンジまでを結ぶ高速道路です。
1975年に供用が開始され、1993年3月に全線開通しました。
三重県を縦断する大動脈であり、伊勢神宮への参詣目的で利用する人が多いことから、正月前後には伊勢市周辺が渋滞することもあります。
供用開始当時は東名阪自動車道と直結していませんでした。
しかし、現在は渋滞解消などの目的で「亀山直結線」が完成し、東名阪道と直結するようになりました。
伊勢湾岸自動車道とは
伊勢湾岸自動車道は、愛知県豊田市の豊田東ジャンクションから三重県四日市市の四日市ジャンクションまでを結ぶ高速道路です。
豊田東ジャンクションは新東名高速道路・東海環状自動車道と交わっています。
新東名高速道路と新名神高速道路と一体化した形でのネットワークが成立しています。
1985年から随時開通が進んでいます。
「名港トリトン」とよばれる三つの斜張橋があることでも知られています。
紀勢自動車道とは
紀勢自動車道は、現時点では三重県内と和歌山県内を通っている高速道路です。
三重県側は、多気郡多気町の勢和多気ジャンクションから尾鷲市の尾鷲北インターチェンジまで開通しています。
また、和歌山県の区間は田辺市の南紀田辺インターチェンジから西牟婁郡すさみ町のすさみ南インターチェンジまでを結んでいます。
将来的には和歌山県側は阪和自動車道から、三重県側からは伊勢自動車道から分岐する形で、全通することになっています。
伊勢自動車道と伊勢湾岸自動車道と紀勢自動車道の特色
伊勢自動車道は、三重県内における交通の大動脈として重視されており、伊勢神宮への参拝でも多く用いられる高速道路です。
伊勢湾岸自動車道は、新東名・新名神と一体となった形で、東西を結ぶ大動脈として今後も重視されてきています。
紀勢自動車道は、現在は三重県南部、和歌山県南部をそれぞれアクセスするための道路となっていますが、全通したときには紀伊半島へのアクセスが容易になることから、今後のさらなる整備が期待されます。