「あざとい」と「めざとい」の違い・意味と使い方・由来や例文

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「あざとい」は、浅はかである、憎らしい、小ずるいという意味で用いられる形容詞です。

近年では、相手をうまく利用して自分がよく見えるように立ち回るという意味で使うこともあります。

「めざとい」は、周りをよく見てものを目にとめるのが早いさま、人が気づかないうちに見つける、目が覚めやすいといった意味で用いられる形容詞です。

「あざとい」とは

「あざとい」とは、本来の意味としては、浅はかなようすである、少し利口である、小憎らしい、小ずるいというものです。

どちらかといえばネガティブなイメージをもつ言葉です。

さらには、思慮が浅い、子どもっぽい、あくどいといった意味を持ちます。

抜け目がなく、貪欲に自分にいいように見せようとするという印象を与えるものです。

「めざとい」とは

「めざとい」とは、周りをよく見て、ほかの人が気づかないうちに物に目を留めるのがはやいさまを表す形容詞です。

いろいろな情報がある中で、何かに対して見つけるものが早いというのが、この言葉がもつイメージです。

さらには、目が覚めやすいという意味でもこの言葉が使われます。

周りの様子をよく見て動けるという人に対して言われる言葉です。

「あざとい」と「めざとい」の用法

「あざとい」は漢字で「小聡明い」と書きます。

「聡明」であれば賢い、周りをよく見てしっかり動けるさまを表しますが、「小」という漢字を頭につけることで、ややマイナスなイメージを持たれてしまいます。

「めざとい」は、漢字では「目敏い」や「目聡い」と書きます。

「敏」や「聡」には本来、プラスのイメージを持つものであり、「まわりをよく見る」「周囲を見て賢く動く」という意味を持ちます。

「あざとい」と「めざとい」が与える印象

「あざとい」については、最近では「あざとかわいい」という形で使われることもありますが、これは「異性の気を惹くために、あえてかわいさをアピールした言動や行動」という意味で用いられます。

似たような言葉で「めざとい」というのがありますが、これは見方を変えれば、周りをよく見て動くことができるということも言えます。

自分の身の回りで起こっている出来事に敏感に感じているということになります。

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