帰着は「議論などが特定の状況に落ち着くこと」。
長らく議論してきた結果、ようやく特定の結論に落ち着いた状況、みんなが特定の結論に納得した状況という意味で使用していきます。
決着は「特定の勝負に関する勝敗が決すること」。
何らかの勝負をしていた2人の間でその勝敗がつく状況で使っていきます。
かなり有名な言葉であると評価できるはずです。
「帰着」の意味
帰着とは、議論などが特定の状況に落ち着くことです。
議論をしていて、なかなか特定の結論に至らないケースがありますけど、そういったときにようやく特定の結論に落ち着いたようなシーンで使っていく言葉です。
したがって、帰着と言えるシーンにおいては、やっとのことでといった意味合いが込められていることが多いのです。
「決着」の意味
決着とは、特定の勝負に関する勝敗が決することです。
何らかの勝負をしている者たちの勝敗が決するシーンでのみ使う言葉であり、特定の状況に至るという意味では帰着と似ていますけど、明らかに場面は異なります。
決着に関しては勝負ごとにおいて使う言葉ですから、スポーツなどを見ている人は良く見聞きすると思われるのです。
「帰着」と「決着」の用法や用例
「長々と会議をやってきたが、ようやく最終的な結論に帰着することができた。
ここまで来るのに相当時間がかかったが、なんとか話し合いがまとまってくれてよかったと思っているよ。」
「今日の試合は対に引き分けかと思ったが、最後の最後になんとかゴールが生まれて決着がついた。
こういった感じで、終盤に生まれるゴールは本当に感動的だな。」
帰着と決着は特定の状況に落ち着くときに使う
帰着は特定の結論に至るとき、決着は勝負ごとにおいて勝敗が決するときにそれぞれ使用していきます。
したがって、意味はそれぞれ異なっていると言えるのです。
でも、両者はともに特定の状況に落ち着くようなときに使っていくため、割と似たような部分も持っていると言えると思われますから、そこについて理解しておくと良いでしょう。