「魚心」と「水心」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

魚心は「一方から他方に有ることを打診すること。」

「打診」と言い換えると分かりやすい。

水心は「打診を受けた方が承知をすること」。

「承知」と言い換えると分かりやすい。

魚心も水心も双方に利益が無ければなりません。

双方が思っていることが一致していれば、打診することにより二つ返事で承諾となるのです。

いわゆるウインウインの関係です。

「魚心」は相手に損はさせないこちらの要望のこと

「魚心」は有る要望が有って、相手に打診をしてみることです。

勿論損をさせないという配慮は相手に通じていなければなりません。

要望を通すためには一方的ではいけないのです。

相手に対する思いやりがうまくいくコツです。

それが相手に通じれば、相手も悪い気はしないものです。

こちらの要望を聞いてくれるかも知れません。

「水心」は応じる方の姿勢

「水心」は相手からの要望がこちらにとって良いものなのかを考える必要があります。

良いものならば応じない理由はありませんから、承諾の返事をするのです。

もし、何も利益になることが無ければ、応じないことになります。

しかし、付き合い上断れないこともあるかも知れません。

恩を売ることが出来るなら、それは得になりますから応じるのです。

「魚心」あれば「水心」

「魚心」は「水」が欲しい・親しみたいという要望がありますから、「水」に打診をするのです。

「水」は「魚」を受け入れることで良いことが有れば良いし、無ければ断るのです。

「水」が良いことと思えば、「魚心」あれば「水心」となり、うまくいくのです。

「魚」は「水」に親しむ気でいますから、「水」も受け入れるので、つまり「水に親しむ」と言う気持ちが「水」の心を動かしたのです。

「魚心」と「水心」とは

「魚心あれば水心あり」と使います。

相手に対する親しみの気持ちが有れば相手も応じるということわざになります。

逆に憎しみを持っていると、一方がいくら要求しても無視をされるのです。

どちらにも信頼関係が無ければことわざの様にはいきません。

何事も信頼が基本になるのです。

国際関係でも同じことが言えるのですが、理解していない国もあるようです。

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