「上限」と「下限」の違い・意味と使い方・由来や例文

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上限は「それ以上は許容出来ないという限度のこと」。

「上制限」と言い換えると分かりやすい。

下限は「それ以下は許容出来ないという限度のこと」。

「下制限」と言い換えると分かりやすい。

上限から下限までの範囲を許容範囲として制限値を決めることは多いものです。

健康診断で測定する項目にも必ず上限値または下限値があります。

「上限」は増加の限度

「上限」は増加する現象に対しての制限値のことです。

それを決めておきませんと、どこかで破綻が起き危険な事態になるからで、「上限」を設定し管理することは意義のあることなのです。

例えば「自分の体重の上限を65kgとして置き、それ以下になるように体重管理をする」「この河川は5mを超えると氾濫の可能性が高まるため、それを「上限」として管理している。

などと使います。

「下限」は減少現象の限度

「下限」は減少傾向にある現象についての制限値のことです。

「上限」と同様に設定・管理することで、危険を回避出来るのです。

例えば「航空機の高度制限は地上への危険防止のために設定されている下限のことです」「高速道路では最低速度が下限として設定される」「重篤な患者の血圧や血中酸素濃度は下限を注意する必要がある」などと使います。

「上限」「下限」は安全の範囲

「上限」と「下限」を決めておくことは社会生活や防災・健康維持などのために必ず必要なことです。

経験則でその範囲なら、まず安全・安心と言えるということなのです。

「過ぎたるは及ばざるがごとし」と言うことわざは「多いことは少ないことと同じで困ったことだ。

適当が良いのだ」と言う意味のため、「上限・下限」の意味合いと同じなのです。

「上限」と「下限」とは

「上限」は増加するものに制限を付けることです。

「最大値・最高値」はここまでと言うことにしておくのです。

「下限」も同様に「最小値・最低値」の設定をすることです。

逆に考えれば、その範囲なら安全・安心に過ごせるということになります。

それを超えると、危険は急速に増大するのです。

これらは社会生活のあらゆるところに設定されているものです。

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