「図星」と「正鵠」の違い・意味と使い方・由来や例文

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図星は「目当ての場所のこと、急所のこと」。

要するに狙うべきところという意味がある言葉です。

図星に関しては、たいていは言い返すことができないような、痛いところを突かれるというシーンで使われやすいですが。

正鵠は「大切な場所のこと、急所のこと」。

急所という意味は図星と同じですけど、大切な場所という意味もあります。

ただ、狙うべき場所という言い方ができるので、ほぼ同じ意味です。

「図星」の意味

図星とは、目当ての場所のこと、急所のことです。

ただ、図星というのは、肉体的な痛みを感じるような急所というよりは、突かれたことが精神的に痛いと感じるような場所を意味する言葉として使用されることが多いです。

反論ができないような、そういったところを突かれたときに、図星と表現することが多いので、使用シーンは固定されます。

「正鵠」の意味

正鵠とは、大切な場所のこと、急所のことです。

意味は図星にかなり似ています。

しかし、正鵠とは文字通り大切な場所、核心といった意味があるので、実際に使用されている意味で言えば、図星とは違うという評価になると思われます。

正鵠については正しい場所、本来求めるべき箇所といった意味で使用されることが多いでしょう。

「図星」と「正鵠」の用法や用例

「明らかに勘違いをしている人がいたから、その部分をしてきてあげたら、いかにも図星と言えるような表情をしていたよ。

今まで間違って解釈していた自分が恥ずかしくなってきたんじゃないか。」

「それは正鵠を射るような考え方だな。

今回我々が何を目的をしているのか、そこは絶対に頭に入れておかないといけないが、その目的にきちんと沿った意見と言えるだろう。」

図星と正鵠は使用する場面が異なる

図星と正鵠については、元々の意味は同じようなものとなっています。

しかし、実際にこれらが使用される場面を比較してみると、明らかな違いが存在しているのです。

だから、意味ではなく、そういった部分で違いを捉えていくと良いと思われます。

明らかに使う場面が異なるということで、混同するようなことは起きづらいと言えるでしょう。

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