でっちあげは「ありもしないことを事実のように伝えること、嘘を真実と誤認するように話すこと」。
要するに嘘をつくということです。
誰かに罪を着せるために、ありもしない出来事を広めるようなシーンで使います。
自作自演は「自分で作った楽曲などを自分で演奏すること、人を騙す目的で自分が実際に存在しない人物の振りをすること」。
どちらかと言えば、後者の意味で使われやすいです。
単に自演とだけで言われる場合も多くあります。
「でっちあげ」の意味
でっちあげとは、ありもしないことを事実のように伝えること、嘘を真実と誤認するように話すことです。
本当は存在しない話を、さも存在するかのように話していく状況、広めていく状況を示しています。
ありもしない話を広めていくことで、自身に有利な状況を作ることができる際に実際にでっちあげを行っていくと言えるのです。
「自作自演」の意味
自作自演とは、自分で作った楽曲などを自分で演奏すること、人を騙す目的で自分が実際に存在しない人物の振りをすることです。
前者の意味ではあまり使われません。
後者の意味の方が有名です。
インターネット上では、特定の人に成りすます、1人が複数人を演じるような状況を自演と表現することが多くあるので、そこは覚えておきましょう。
「でっちあげ」と「自作自演」の用法や用例
「満州事変において発生した鉄道爆破事件は、当初は満州の人たちの仕業とされた。
しかし、その話は後に満州を統括していた日本の関東軍のでっちあげであることが判明したんだ。」
「インターネット上ではお互いに素性が分からないし、匿名だから自作自演がよく行われる。
1人の人間が多くの人間を装っていたとしても、気付くことは難しい場合もあるだろう。」
でっちあげと自作自演はどちらも他人を騙すこと
でっちあげと自作自演に関しては、どちらも他人を騙すという意図が存在しています。
自分たちにとって有利な状況を作るためにそういった行為をしていきます。
ただ、騙すといっても、具体的なやり方には違いがあるので、そこで両者は区別をしていくことができます。
でっちあげと自作自演はともにそれをしている人間を非難する意図があって使う言葉なので、そこは覚えておきましょう。