「貸し借り」と「融通」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

貸し借りは「ものや金を相互に都合し合うこと」。

「互助」と言い換えると分かりやすい。

融通は「お互いに都合し合いこと、または柔軟性のこと」。

「柔軟性」と言い換えると分かりやすい。

貸し借りはものでも金でも、困った方が借り、後で返すことです。

また、その反対の場合もあるので、お互い様、互助の関係と言えます。

融通は都合し合うことや柔軟性のことです。

「貸し借り」は助け合い

「貸し借り」は「貸したり借りたり」の助け合い関係のことです。

どちらか困っていれば貸すことをし、また、反対になることもあり、「お互い様」と言うことです。

「お金の貸し借りは親でも他人」「お金の貸し借りは契約書を作るのが原則だ」「スワップ協定は国同士の機軸通貨の貸し借りのこと」「貸し借りの清算はキチンとしよう」などと使います。

「融通」は都合をつけること

「融通」は仏教由来の言葉で「支障なく物事がうまくゆくこと」です。

「融通が利く」「融通が利かない」「金融は金を融通すること」「融通は柔軟性のこと」ですから、「融通が利く」は多少の無理も通ることで、「融通」が利かないは厳格に規則・ルール・考えなどを押し通すことです。

「融通し合う」は金や物を困っている相手に貸すか与えることです。

「貸し借り」は「融通」

「貸し借り」は「融通」することに通じます。

個人的な「貸し借り」は、信頼関係がないとなかなかすることはないのですが、「金融機関」なら一定の条件で「貸し借り」が出来ます。

「融通」も同じことが言えます。

「融通」し合うも信頼があってのことです。

借りて返さないのにまた、頼むなどは信頼がありません。

スワップも自転車操業になる国があります。

どこかで信頼が損なわれて痛い目に合うかも知れません。

「貸し借り」と「融通」と

「貸し借り」はものや金を、互いに「融通」し合うことです。

意味はほぼ同じになります。

「融通」は別に柔軟性と言う意味もあり、「融通が利く・利かない」と使います。

「無理なことも聞く・全く聞かない」となります。

「貸し借り」は借りたら返すこと、「融通」は借りても必ずしも返さないこともあります。

困っている相手に無償で貸与したことも「融通した」ことになります。

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