一途は「1つのことに対してひたすら打ち込む状況のこと」。
それ以外のことには目もくれず、ある1つの物事だけに集中して取り組むことを指します。
一目散は「わき目も振らずに一生懸命に取り組んでいくこと」。
前だけ見てといった意味になるので、特定の物事以外視界に入っていない状況を指しており、一途と同じような言い方になるのではないか?と思います。
「一途」の意味
一途とは、1つのことに対してひたすら打ち込む状況のことです。
それ以外のことについては気にも留めずに、ある1つの物事だけに集中していく状況を指しているのです。
一般的には好きな人がずっと変わらない、同じ対象を好みに思い続けるようなシーンで使っていくことが多いです。
それ以外のシーンで使っていくことは可能ですけど、こういう場合が顕著です。
「一目散」の意味
一目散とは、わき目も振らずに一生懸命に取り組んでいくことです。
特定のことだけに集中している状況で使っていく言葉です。
一目散に逃げるとか、そういう表現をよく使っていきますから、見聞きする機会はそこそこあると言えるでしょう。
この一目散に当たる状況というのは、日常的に存在する可能性があります。
無意識のうちにやっている行動でしょうから。
「一途」と「一目散」の用法や用例
「俺は一途のあの子を好きだと思っているが、あの子は別の人がずっと好きなようだ。
このままだと、俺の恋は完全に叶わない状況と言えるだろう。」
「犯人は警察官の隙を突いて、一目散に逃げだしたらしい。
護送している警察官が油断した隙を突いたみたいだが、本当に大失態だな。
このままじゃ住民が不安でどうしようもないかないか。」
一途と一目散は1つのことに集中する状況を指している
一途と一目散に関しては、ともに1つのことに集中する状況を指しています。
そういう意味では、同じ使い方ができます。
しかし、使用するシーンは異なっており、一途は好きな人に対して使うことが多く、一目散は逃げるようなシーンで使うことが多いです。
だから、意味は似ているとしても、使用する場面に明確な違いがあるので、そこで区別をしていきます。