「正当」と「正統」の違い・意味と使い方・由来や例文

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正当は「正しくて道理にかなっている状況のこと」。

一般的に見て正しいと思われるもの、正しいと言われて違和感を覚えないものに対して使っていきます。

基準としては割と曖昧で、かなり主観的です。

正統は「正しい血筋のこと、創始者の教えを忠実に守っていること」。

前者の意味で使うケースはあまり多くありません。

創始者が考案した何らかの物事に関して、忠実に守っている状況を正統と表現し、それを守らない状況を邪道と言ったりします。

「正当」の意味

正当とは、正しくて道理にかなっている状況のことです。

正しいという意味だけでも正当の意味としては適当でしょうけど、さらに道理にかなっているという点も重要と言えます。

正当というのは特定の対象を正しく扱うために使われる形容詞であり、日常生活のいろいろな場面で見聞きするので、かなり聞き覚えがある人が多いでしょう。

「正統」の意味

正統とは、正しい血筋のこと、創始者の教えを忠実に守っていることです。

前者の意味ではそこまで使われませんけど、後者の意味では割と使われやすいです。

特定の手段などに関して、邪道ではないという意味で使われることが多いです。

正統は王道といった言い方に近く、正しさを表現するために使われるので、正当に近い意味を持っているはずです。

「正当」と「正統」の用法や用例

「今回の結果に納得いかない人もいるかもしれないが、これはあくまでも正当な手続きに則って行っている。

手続きが問題ない以上、結果に関して文句を言われる筋合いはない。

「この流派における正統なやり方は今説明した通りだ。

他にも方法はないことはないが、基本的には今照会した方法で実践してもらいたい。

これこそが最も優れていると言えるはずだから。

正当と正統はともに正しさを含んだ意味の言葉

正当と正統については、ともに正しいという意味を含んだ言葉となっています。

正当はそのままの意味で漠然と正しいという意味ですが、正統は創始者の教えを忠実に守っているという意味になります。

つまり、創始者の教えこそが正しいという扱いなのでしょう。

厳密に言えば意味はちがいますけど、大雑把に言えば同じ意味と評価できるでしょう。

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