ギチギチは「一杯詰まっている様子のこと、生活にゆとりのないこと」。
「限度」と言い換えると分かりやすい。
ギュウギュウとは「限界まで押し付けて入れること、ゆとりのないこと」。
「超満員」と言い換えると分かりやすい。
「ギチギチの生活」「ギチギチになるまで詰め込んだ」「ギュウギュウの満員電車」「ギュウギュウ詰めだ」などと使います。
「ギチギチ」は限度
「ギチギチ」になることは、限度までものを詰め込む様子や限られた空間に詰め込む様子を言います。
もうこれ以上は無理と言う限度まですることです。
適正な定員をはるかに超過した状態、超過密状態の様子のことです。
「引っ越しの梱包は何でもギチギチになるまで詰め込むことをする」「仕事がなくなり生活も次第にギチギチになることは仕方ない」などと使います。
「ギュウギュウ」は超満員のこと
「ギュウギュウ」となることは際限なくものを詰め込むことで、限度一杯になることです。
「満員電車に更に通勤客をギュウギュウに詰め込む駅員」「ギュウギュウ詰め状態なので、通勤電車は停車してもドアが開かない」「雨の日のバスはギュウギュウ詰めになり、扉も閉まらないほどだ」「ギュウギュウ詰めのバスの運転手は客を奥へ詰めてもらうアナウイスを繰り返していた」などと使います。
「ギチギチ」は「ギュウギュウ」
「ギチギチ」になっていることは「ギュウギュウ」の状態なのです。
反対のことも言えます。
「ギュウギュウ」の時は「ギチギチ」なのです。
この二つのオノマトペは同じ様子を表現しています。
一義的には「音」を言うのですが、何かが擦れて出る音、軋む音の様に聞こえます。
「樽の木栓は回すとギチギチ・ギュウギュウとした音になる」などと使います。
「ギチギチ」と「ギュウギュウ」とは
「ギチギチ」は木栓の軋み音、生活のゆとりのないこと、箱にものを一杯詰め込むことなどを言います。
何か限度の様子を表しています。
「ギュウギュウ」も同じく軋み音であり、ものを目一杯詰め込む様子のことを言います。
「引っ越しの梱包」「満員電車」「満員バス」など限度と思われる状態から更に強引に詰め込むことです。