「状況証拠」と「物的証拠」の違い・意味と使い方・由来や例文

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状況証拠は「特定の犯罪に関して、推論に依存せざるを得ないケースで使われる証拠のこと」。

専門的には情況証拠という言い方をする場合もありますけど、一般的には状況証拠という表現の方がメジャーです。

物的証拠は「特定の犯罪に関して、確実に事実であると言い切れる際に使われる証拠のこと」。

要するに犯人が1人に絞ることができる、この人が犯人に間違いないと断言できるシーンで使われる証拠です。

「状況証拠」の意味

状況証拠とは、特定の犯罪に関して、推論に依存せざるを得ないケースで使われる証拠のことです。

情況証拠という表現が使われることもありますけど、これは専門家の間での話であり、一般的には状況証拠です。

そして、状況証拠というのは、犯人を断定できる証拠ではなく、特定の容疑者が犯人であっても不思議ではないと言えるにとどまる証拠です。

つまり、この人が犯人かもしれないという推測の域を出ない証拠と評価できるでしょう。

「物的証拠」の意味

物的証拠とは、特定の犯罪に関して、確実に事実であると言い切れる際に使われる証拠のことです。

他に犯人がいる可能性が極めて低い、特定の人物が犯人に違いないと確信できる証拠を指して使います。

したがって、物的証拠に当たるものはなかなか見つからず、状況証拠鹿出てこないケースも十分にありえるでしょう。

裁判では物的証拠がなくても有罪にされる場合があります。

「状況証拠」と「物的証拠」の用法や用例

「今回の事件に関しては、状況証拠はいくつか揃っているが、これだけだと決定的な証拠にはならない。

容疑者が犯人であっても不思議ではないという証拠でしかないからだ。」

「事件の捜査においては、いかに物的証拠を見つけられるかが焦点だ。

物的証拠があれば、容疑者が実際に有罪となる可能性は極めて高くなると言えるからだ。」

状況証拠と物的証拠は信頼度の違い

状況証拠と物的証拠に関しては、信頼性という部分で大きな違いがあります。

状況証拠は特定の人物が犯人であると断言できるものではありませんが、物的証拠は断言できるものを指しています。

そこが大きな違いです。

状況証拠は例えば動機の存在などで、物的証拠は衣類に被害者の血痕が確認されたなどのケースが該当すると言えるでしょう。

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