見間違うは「あるものを別のものと認識してしまうこと。」
「誤識別」と言い換えると分かりやすい。
見誤るは「あるものを正しく認識出来ないこと」。
「誤認識」と言い換えると分かりやすい。
見間違うも見誤るも同じ意味になります。
意味合いで多少の違いはあるのですが、見ているのに間違えてしまうことは同じです。
見間違うは外見で、見誤るは内容での間違いです。
「見間違う」は誤識別のこと
「見間違う」は例えばAと言うものをCと間違えてしまうことです。
間違え方が大きいと言えます。
「別人と見間違うほど立派に成長した親戚の子供」「鷲と鷹を見間違っても仕方ない」「富士山を他の山と見間違うことなど日本人なら絶対ないことだ」「背格好の似た人を知人と見間違ってしまった」「見間違いは誰にでもあること」などと使います。
「見誤る」は誤認識
「見誤る」はそのものを知っているのに、何かの原因で間違って認識することです。
例えばAをA'と勘違いするようなものです。
時間ならば一時半と二時半を見誤るということです。
似ているものを間違えて認識してしまうことなのです。
特に人のことになると「見損なった」と言う意味にもなります。
「いい人だと思っていたが寸借詐欺をされ、その人を見誤った自分が悪い」などと使います。
「見間違う」は「見誤る」こと
「見間違う」から「見誤る」ことになるのです。
例えば悪い人なのにいい人と見間違っていたから、詐欺に遭い結果的に人を見誤っていたとなるのです。
つまり、「見間違う」は別物と見えていることで、「見誤る」はその結果「誤認識」「御判断」をしてしまうことです。
「外国人が日本人と韓国人を見間違うことはあっても、マナーを比較すると日本人と韓国人を同列に認識することは見誤っていると分かります」などと使います。
「見間違う」と「見誤る」とは
「見間違う」は誤識別のことで、別のものと間違えてしまうことです。
「見誤る」は正しい認識が出来なかったことです。
つまり、見た目で間違うのか、内容の認識を間違えるのかと言う違いです。
勿論同時と言うこともあります。
また、長い間の勘違いで誤認識をしていたということもあります。
「見間違う」は勘違いに通じ、「見誤る」は見損なうに通じます。