完結は「続いていたものが完全に終わりを迎えること」。
ずっと続いてきた物事がようやく終わるようなときに使うことが多いです。
作品などに対して使用する傾向があると言えます。
終結は「物事が終わりを迎えること」。
漠然と終わると言えるときに使うので、数多くのシーンで使うことができる言葉です。
完結との意味の違いは非常に微妙と評価できる状況です。
「完結」の意味
完結とは、続いていたものが完全に終わりを迎えることです。
ある程度の期間続いているという条件が必要と言えます。
一般的には何らかの作品に対して使用することが多い言葉であり、例えば漫画であれば、巻数を多く重ねてきたものの、ついに作品自体が終わりを迎えるというケースで完結を実際に使用していくことになるでしょう。
「終結」の意味
終結とは、物事が終わりを迎えることです。
非常に漠然とした意味なので、多くのシーンで使える可能性があると言えます。
完結と比べると条件が緩い状況ですから、こちらの方が使用頻度は高いと言えるでしょう。
完結と終結の意味の違いはそこまでないと言えますが、終結の方が見聞きする機会は多いと言える可能性があるため、そこは知っておくと良いです。
「完結」と「終結」の用法や用例
「このアニメは気が付けばこれまで数十年放送してきたけど、ついに完結するらしいね。
今後見られなくなってしまうと思うと、非常に残念という気持ちが強いよ。」
「太平洋戦争が終結した頃には、日本は酷い惨状だったろうな。
まさに戦地になった場所については、荒れ果てた状態だったろうし、そんな光景を実際に見たらどんな気分になるのだろう。」
完結よりも終結の方が使いやすい
完結と終結は何らかのものが終わりを迎えるという意味です。
したがって、一見すると同じような言葉にしか見えないでしょう。
しかし、完結はある程度長く続いている状況で使っていく言葉であり、特に作品について使用する傾向があります。
しかし、終結はいろいろなものを対象にできるため、非常に幅広く使えます。
そこに違いがあるのです。