「道」と「路」と「径」と「途」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

道は「人や車の往来する場所のこと」。

「往来」と言い換えると分かりやすい。

路は「人や車の通る所のこと」。

「道」と言い換えると分かりやすい。

径は「幅の狭い小道のこと」。

「小道」と言い換えると分かりやすい。

途は「道のこと、用途・使途のこと」「用途」と言い換えると分かり。

これらすべての言葉は「往来」などの意味です。

「道」は往来

「道」は「大きな通り・真っすぐな通り・目的地まで伸びた通り・人や車の通る所」などの意味があります。

原義には「生首を持ちながら人を導く所」とあります。

「街道・高速道・国道・県道・道程・公道・沿道・歩道」など往来の意味で使います。

人の行くべき道と言う意味では「人道・武道・茶道・書道・参道・求道・神道・中道」など。

他には「鉄道・赤道・王道・弾道」など多くの言葉があります。

「路」は街中にあり

「路」はそんなに長いものではなく、街の中の往来・路地・裏道と言うイメージです。

「往来する所・人の行くべき所」と言う意味です。

「イチョウの街路樹・街路灯は防犯のため・陸路経由で行く・帰路を急ぐ・経路が不明・活路を見出す・電子回路・遠路はるばる・末路は憐・路地裏部屋・長い滑走路・迷路に迷い込んだ・販路を拡大する・離路整然と・退路を断たれた」などと用います。

「径」は小道

「径」も「みち」と読み「小道・近道・真っすぐ・差し渡し」などの意味になります。

「口径1cmのガラス瓶」「直径1mの陥没穴」「数学では半径はrで表す」「村から寺までの小径」「山間の小径」「口径1,000mmの反射望遠鏡」「感染径路不明者が多くいる」「箱根の山の歌詞に羊腸の小径 (しょうけい)は苔滑らかとある」などと使います。

「途」は手段

「途」は「道」としても使いますが、用途・手段の意味もあります。

「途中までお送りします」「途半ばで亡くなったのは残念だ」「用途が限られる」「使途は何ですか」「三途の川」「中途半端が一番いけない」「前途洋々だ」「帰途に就く」「別途ご案内します」「途端に饒舌になった」「途方もない大金を借金したものだ」「音信が途絶える」などと使います。

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