核は「中心にある硬いもののこと」。
「種」と言い換えると分かりやすい。
芯は「中心になるもののこと」。
「中心」と言い換えると分かりやすい。
核も芯も真ん中にあるものと言う意味がありますが、核は中心にある何か固いものと言うイメージで、芯は中心になるものと言うイメージがあるものです。
「核心」「中心核」「原子核」「細胞の核」「地核」「鉛筆の芯」「替え芯」「芯棒」などの言葉があります。
「核」は種のこと
「核」は果実の固い種を元々言うのですが、転じてものの中心にあるものとなりました。
「核」と言えば「原子力兵器」のことをすぐに連想します。
「核兵器」「核爆弾」「原子核」「核分裂」「核融合」など原子力がなぜ大きなエネルギーを持つのか、理由に関わる言葉が「核」なのです。
一般的には「中心にあるもの」と言う意味で「核になっている」「中核となるもの」などと使われます。
「芯」は中心になるもの
「芯」は鉛筆の芯・ろうそくの芯など中心にあるものを言います。
また、スィートスポットも言い「野球のバットが芯をとらえてホームランになった」「ゴルフクラブのヘッド芯で玉が打てれば飛距離は伸びる」「あの人は芯がしっかりしている」「草冠があるのでイグサの仲間のとうしんぐさのこと」「帯にある帯芯」「謄写版の蝋紙は鉄芯で文字などを書きます」などと使います。
「核」も「芯」も中心にあるもの
「核」は「原子核」「細胞核」などの様に目に見えないものの中心にある大事なものも言います。
「芯」は目に見えるもので中心になるもの、例えば「鉛筆やろうそくの芯」などを言います。
これらは中心をなすものと言う意味で使われるのです。
「核」は中心にある小さなもの、「芯」は真ん中にある長いものと言う漢字の言葉です。
「核」と「芯」とは
「核」はものの真ん中にある小さくてかたいもの、原義は果実の種ですが原子核にも使われ「核兵器」のことを言う様になってしまいました。
また、「中核にある革命思想」「地球の中心にある地核」など中心にあるものと言う意味でも使われます。
「芯」は鉛筆やろうそくの「芯」が良い例です。
真ん中にある細長いものですが、「芯がある人」と人の性格にも使われます。