「裏面」と「裏側」の違い・意味と使い方・由来や例文

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裏面は「表面の反対の面のこと」。

「反対面」と言い換えると分かりやすい。

裏側は「表側の反対の側のこと」。

「反対側」と言い換えると分かりやすい。

裏面も裏側も同じように使われていますが、裏面は面があるものにしか使えません。

表(おもて)面に対する言葉で裏面があるのですから、面を持つ物には面を指す言葉は二つの呼び方しかありません。

勿論、表側・裏側と言っても良いのですが、普通は表面・裏面を使います。

「裏面」は表の裏側

「裏面」は表(おもて)面の反対の面・裏側のことで、紙や布・板・ガラス板・塀・扉・仕切り板のように薄くて表面積のあるものに使われます。

このような物には表(おもて)面と裏面が必ずあります。

因みに、表(ひょう)面は裏面の無い場合がありますから、裏面の反対は表(おもて)面と呼びます。

「スーパーマーケットのチラシには表面と裏面にビッシリ商品の写真と値段が入っていた」「表面だけでなく裏面も読んで下さい」などと使います。

「裏側」は表の反対側

「裏側」は表側の反対の側を言います。

表裏面が無く奥行のあるものに使われます。

例えば建物や壁・立体物・球体などに使われる言葉です。

それらにも一つの面は必ずありますが、その反対の部分は裏側を使うことが多いのです。

裏面も使いますが、「裏の方面」という意味で使うのです。

「月の裏側は、人類は長い間見たことがなかった」「この奇術は箱の裏側に仕掛けがあります」などと使います。

表の反対は「裏・裏面・裏側・裏手」

表に対する言葉は「裏・裏面・裏側・裏手」などがあります。

裏は表に対義する言葉で、裏口・裏山など言葉に付けて広く使われます。

裏手は裏の方面と言う意味になります。

「この家には裏庭もあるようだ」「裏口入学がばれた」「大雨で裏山が崩れた」「紙の裏面は白かった」「建物の裏側に川が流れている」「裏手に回ると勝手口があるので、そこから入ってください」などと使います。

「裏面」と「裏側」とは

「裏面」は薄くて表面積のあるもの、例えば紙・布・フィルム・アルミ箔・シート状の物・ガラス板・木版・金属板・扉・仕切りなどに使われる言葉です。

「裏側」は建造物など奥行のある立体的な物や球体などに使われます。

例えば「月の裏側は、近年、やっと分かるようになった」「日本から見て地球の裏側はブラジルです」などと使います。

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