「マーズ」と「サーズ」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

マーズは「中近東で流行した疫病のこと。」

「中近東呼吸器症候群」と言い換えると分かりやすい。

サーズは「アジアとカナダで流行した疫病のこと」。

「重症急性呼吸器症候群」と言い換えると分かりやすい。

マーズもサーズもコロナウイルスが媒介している疫病で、現在パンデミックになっている新型コロナウイルスと同じ種類の病原菌です。

「マーズ」とはヒトコブラクダが媒介

「マーズ」は2012年から流行が始まった疫病です。

アラビア半島が起源で、ヨーロッパにも波及しました。

現在でも単発的に発生しています。

急性の肺炎や発熱・咳・下痢などの症状があり、致死率50%近い恐ろしい疫病です。

治療法はなく対処療法になります。

ヒトコブラクダが起源とされラクダに従事している人から広まったとされます。

「サーズ」はアジアで流行した疫病

「サーズ」は2002~2003年に流行した疫病で、サーズコロナウイルスによるものです。

中国・広東省起源で世界32か国に広まりましたが、日本へは波及しなかったとされます。

症状はインフルエンザと同じですが、肺炎や呼吸器疾患になる恐れも死亡することもあります。

マーズ同様有効な治療法・ワクチンはなく、対処療法になります。

「マーズ」も「サーズ」もコロナウイルス

「マーズ」も「サーズ」もコロナウイルスが媒介する疫病です。

名前が同じでも種類は異なります。

「マーズコロナウイルス」「サーズコロナウイルス」となります。

現在、世界でパンデミックになっている疫病も「新型コロナウイルス」によるものです。

コロナと言う名前は、太陽のコロナに似ているウイルスの形から来ています。

「マーズ」と「サーズ」とは

「マーズ」はアラビア半島起源のヒトコブラクダが媒介する疫病のことです。

現在は収束していますが、致死率が50%近い大変に恐ろしい疫病でした。

「サーズ」は中国・広東省起源のもので世界中に伝播しましたが、日本には上陸しませんでした。

いずれも「コロナウイルス」の仲間が関係しています。

いずれも肺炎になるもので、治療法・ワクチンはありませんから対処療法になります。

最新の記事はこちらから