給料は「労働者に対して会社側が支払う労働に対する対価のこと」。
基本的には労働の対価として、お金を払う側に対して使う言葉と言えるのです。
賃金は「労働の対価として労働者がもらうお金のこと」。
つまり、お金をもらう側に対して使う言葉であり、賃金は労働者が使っていく言葉と言えるので、そこは注意点と言えるでしょう。
「給料」の意味
給料とは、労働者に対して会社側が支払う労働に対する対価のことです。
労働をすると、使用者から労働者に対して対価が支払われることになりますけど、あくまでも対価を支払う側に対して使う言葉が給料です。
したがって、本来であれば労働者側が給料という言葉を使うのは不自然と言える面もあるので、そこは覚えておくと良いでしょう。
「賃金」の意味
賃金とは、労働の対価として労働者がもらうお金のことです。
基本的に働いた側が使うべき言葉と言えるので、労働者が賃金という言葉を使うのは適当でしょうけど、会社などの使用者側が使うのは不自然と言える面があります。
だから、給料とは真逆の意味を持っている言葉として覚えておくべきです。
また、賃金は労働者にこそ馴染みがある言葉と言えるはずです。
「給料」と「賃金」の用法や用例
「うちも経営が厳しいから、できるだけコストカットをしないといけないな。
人員整理ももちろんだが、やはり給料を減らすというのは1番の策だろう。」
「賃金が上がる気配が全くないんだよな。
このままこの会社で働き続けても良いものだろうか。
そろそろ本気で転職を考えた方が将来のためかもしれない。
思い切った決断が求められているときなんだ。」
給料と賃金は使う人間が異なる
給料と賃金に関しては、同じような意味の言葉と解釈している人が多いはずです。
しかし、意味はほぼ変わらなくても、使う人間に違いがあるのです。
給料は会社など、労働の対価を支払う側が使う言葉で、賃金は労働者など、労働の対価を受け取る側が使う言葉と言えます。
ちゃんと区別できる部分があるため、ここについて特に覚えておくと良いでしょう。