「道のり」と「距離」の違い・意味と使い方・由来や例文

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道のりは「特定の場所から別の場所までの道筋のこと」。

あらかじめ整備された道路などを通っていくことができる経路を示した言葉と言えるでしょう。

距離は「特定の場所から別の場所までの最短の長さのこと」。

単純に2つの地点を直線で結んだ長さを示しており、実際に通ることができるかどうかは関係ない言葉と評価できるでしょう。

「道のり」の意味

道のりとは、特定の場所から別の場所までの道筋のことです。

道筋なので、整備された道路などが通っている場所でしか使うことができない言葉です。

実際に特定の場所から別の場所に向かうにあたって、通ることができるルートという言い方もできます。

だから、かなり現実的な概念という評価ができるでしょうし、私たちに馴染みのある言葉です。

「距離」の意味

距離とは、特定の場所から特定の場所までの最短の長さのことです。

単純に2つの地点を直線で結んだ長さを示しているので、最短の長さになるのです。

しかし、その最短の長さは人が通ることができるルートとは別の概念であり、実際にその長さで往来をすることが不可能なケースを含んでいます。

したがって、距離は非現実的な側面を孕んだ概念なのです。

「道のり」と「距離」の用法や用例

「ここからあそこまで行くというのは非常に大変だ。

というのも、整備されている道がないから、非常に険しい道筋になることが決定している状況なんだよ。」

「俺の家から君の家までの距離は意外と長くない。

電車で向かうことになるだろうけど、数駅分だから30分もあれば着くんじゃないのかな。

割とすぐに向かうことができそうだよ。」

道のりと距離は全く違う概念

道のりと距離に関しては、違いはどういったところにあるのか分からない人もいるはずです。

ただ、道のりは人が実際に通っていけるルートそれ自体を表しています。

しかし、距離は人が通っていけるかに関係なく、2つの地点を直線で結んだ最短の長さを表しています。

だから、そういった部分で違いが存在しており、区別することが可能なのです。

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