「強気」と「強腰」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

強気は「一歩も引かない硬い決意のこと」。

「決意」と言い換えると分かりやすい。

強腰は「一歩も引かない硬い態度のこと」。

「強硬態度」と言い換えると分かりやすい。

強気はどちらかと言うと気持ちの持ち方のことで強腰は気持ちと態度が強硬な様子を言います。

「強気一点張りではだめ」「そう強腰に出られるとこちらとしては困ります」などと使います。

「強気」は積極的な気持

「強気」は前向きの積極的な気持の持ち方です。

「強い気持ち」と言うことですから、確信的な考えを根拠に相手に向かい合うことです。

良い意味で「強気」であれば良い結果を生むのですが、カラ元気で使うと、良い結果になりません。

「自分が困っているのに相手に対する反抗心から強気を押し通しもっと困る羽目になる」「相場で強気の投資判断をしたため大損をした」などと使います。

「強腰」は強い態度のこと

「強腰」は強気であることは勿論、言葉だけでなく行動を伴う場合に使われます。

例えば「領土問題ではありもしないことや捏造された事実を背景に強腰の行動をとる」「強腰の姿勢を貫くのは良いが、正当な根拠がなければ自滅する」「こちらに非がなければ強腰で良い」「動かぬ証拠を示された容疑者は強腰の態度を改めた」などと使います。

「強気」と「強腰」は同じに使える

「強気」も「強腰」も相手に対して強い姿勢で臨むことです。

どちらも同じことで、どちらかが違うことはありません。

「強気で弱腰・弱気で強腰」はないのです。

例えば「景気が上向きになっているので、強気の商売を考えている」「強気でないと心が折れてしまう」「いつまでも強腰ではいられないだろう」「強腰の姿勢はビクリとも動かない」などと使います。

「強気」と「強腰」とは

「強気」は根拠がある硬い決意のことです。

相手に対峙しなければならない場合に、「強気」でいることは良い結果になる場合と逆の結果になることがあります。

悪い結果は根拠としていることが間違えていた場合に突っ込まれ、自滅することです。

「強腰」は強気と強い行動のことです。

気持ちばかりでなく具体的な行動に出ることで、余程の自信が無いと出来ないことです。

最新の記事はこちらから