「ツルツル」と「スベスベ」の違い・意味と使い方・由来や例文

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ツルツルは「表面が平らで滑るような感触のこと」。

「滑る」と言い換えると分かりやすい。

スベスベは「表面が平らで滑らかな感触のこと」。

「滑らか」と言い換えると分かりやすい。

ツルツルは滑るという動きが含まれる言葉ですが、スベスベは肌などが滑らかなことで使います。

「ツルツルに凍った斜面の道は登れない」「温泉に入りスベスベの肌になった」と使います。

「ツルツル」は凍ったイメージ

「ツルツル」は水が凍結して氷になり、上に乗るものを転倒させるか意図せずに滑らせ移動させることです。

「ツルツル」には動的なイメージが付き纏います。

「ツルツルに磨かれたスケートリンク」「スケートリンクで転倒した選手はそのままリンクの外に向かって滑ってしまった」「凍結したツルツルの高速道路の路面は大変に危険です」と使います。

「スベスベ」は肌に使う

「スベスベ」と言えば主に肌のことで、滑らかで、引っかかりの全くない状態のことです。

他にも「スベスベのコート紙の表面」「金属を磨き表面を鏡のようにスベスベにした」「ボーリングの玉の表面はスベスベしている」「アルカリ温泉はお肌をスベスベにする」「カーリングはスベスベの氷のコートで試合をします」などと使います。

「ツルツル」した表面は「スベスベ」

「ツルツル」表面は同時に「スベスベ」表面でもあるのです。

しかし、「スベスベ」表面は「ツルツル」表面とは言いません。

「ツルツルのスケートリンク」を「スベスベのスケートリンク」と言っても良いのですが「スベスベの肌」を「ツルツルの肌」とは言い難いのです。

「ツルツル」の感触はツヤ感・ミラー感があるのですが、「スベスベ」は感触にマット感があります。

「ツルツル」と「スベスベ」とは

「ツルツル」は鏡の様に凍った表面が思い浮かびます。

そのようなところでは人は転倒し滑ってしまいます。

自動車も制御不能になり、追突事故などを起こします。

「ツルツルの橋の上の道路面」「ツルツルの斜面」などミラー感があります。

「スベスベ」は主に肌の状態に使います。

「スベスベの肌」「スベスベのコート紙」などマット感があります。

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