面目は「世間の人たちに合わせる顔のこと」。
たいていは面目ないといった表現をして、世間の人たちに合わせる顔がないという意味で使います。
その逆の意味である面目躍如も有名です。
体面は「世間の人たちに対する体裁のこと」。
世間において、特定の人物がどのような評判を持っているか、どのような存在であるかという意味で使う言葉です。
「面目」の意味
面目とは、世間の人たちに合わせる顔のことです。
面目に関しては、そのまま使うというよりは面目ない、面目躍如という表現で使っていくことが多いです。
したがって、そういう表現方法に関して頭に入れておくと良いです。
基本的にこの2つの使い方が大半と言えるため、この2つの意味を理解しておくことが重要になってきます。
「体面」の意味
体面とは、世間の人たちに対する体裁のことです。
自分が世間の人たちからどのように見えているか、どういう評判を持たれているかという意味になります。
世間を意識した言葉であるので、その点においては面目と似ています。
体面に関しては、体裁という言葉も使えるため、必ずしも頻繁に使用するとは言えませんが、覚えておいた方が良い言葉です。
「面目」と「体面」の用法や用例
「警察官である俺がまさか容疑者を連行中に逃げられてしまうとは思わなかった。
こんな失態を犯してしまっては、まさに面目ないとしか言いようがないだろう。」
「離婚をするとなんとなく体面がよくない雰囲気があるよね。
だから、無理にでも夫婦関係を続けているケースは多々あるんじゃないかな。
本当は離婚した方がお互いにとって幸せだったとしても。」
面目は表現方法が決まっている
面目に関してはその使い方、表現方法が固定されている面があります。
基本的には面目ない、面目躍如の2つが有名であり、それ以外の使用の仕方は多くありません。
体面はそういった固定された表現方法がないので、ここは両者の大きな違いと評価できるはずです。
ただ、この2つの言葉は意味はそれほど変わらないので、そこは理解しておきましょう。