「密集」と「殺到」の違い・意味と使い方・由来や例文

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密集は「人が多く集まっている状況のこと」。

特定の場所に多くの人たちが集まっていれば、それは密集です。

ただ、ある程度狭い範囲にという条件が付くので、そこは重要な点として覚えておいてほしいです。

殺到は「多くの人たちが押し寄せること」。

特定の場所に多くの人たちがやってきて、混み合っているような状況を指しています。

ただ、人が多すぎて収拾がつかない場合も含まれているのです。

「密集」の意味

密集とは、人が多く集まっている状況のことです。

特定の場所、しかもある程度狭い範囲に人が多く集まっていれば、それを密集と呼ぶことができます。

密集に当たる状況はたまに見ることがあり、自身でも経験する可能性が十分にあると言えるでしょう。

したがって、実際に密集を使う機会はそれなりにあるのではないかと思われます。

「殺到」の意味

殺到とは、多くの人たちが押し寄せることです。

ある場所に多くの人たちが何かを目的としてやってくる状況を殺到と表現します。

この殺到については、密集と同じような光景に見えるはずなので、違いは見出しづらいと言えます。

ただ、殺到に関しては特定の場所に集まってくる状況を指しており、すでに集まっている状況の密集とは若干ニュアンスが異なります。

「密集」と「殺到」の用法や用例

「この飲食店はそんなに広くないけど、店内は大勢の人たちでにぎわっている。

かなり人が密集している状況だ。

それだけ魅力あふれる何かがあると言うことなのだろう。」

「今日はスーパーで安売りがあるから、お客さんが殺到しているよ。

次々と店内に人がなだれこんでくるような状況で、一体どこまで増えるのか、予想がつかないな。」

密集と殺到の違いはごくわずか

密集と殺到に関しては、どちらも多くの人たちが集まっている状況を表しているので、違いを見出しづらい言葉と言えます。

ただ、密集はすでに多くの人たちが集まっている状態を表していますが、殺到はまさに今多くの人たちが集まってきている状況を表しているので、そこで微妙に違いがあると言えます。

したがって、区別するポイントは一応存在しているのです。

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