「理性」と「理性的」の違い・意味と使い方・由来や例文

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理性は「理詰めで物事を推し量れることや判断出来ること」。

「推量」と言い換えると分かりやすい。

理性的は「理詰めで物事を考えられる傾向のこと」。

「合理的」と言い換えると分かりやすい。

理性は考えることですから、無物事を筋道立てて合理的に推し量ることになります。

理性の反対は感情ですから、理性的は怒りや悲しみと言う感情に左右されずに冷静に物事を判断出来ることです。

「理性」は冷静に考えること

「理性」の「理」は「ことわり」で、「物事の理屈・筋道」などの意味になります。

「理性」は哲学の言葉でもあり、難解な言葉でもあるのです。

一般的には感情的にならずに冷静に物事を考えることです。

「理性を持って冷静にこのことを考えてみてください」「いつでも理性を失ってはいけない」「カントの著書に純粋理性批判や実践理性批判などがある」などと使います。

「理性的」は理性あること

「理性的」は冷静に理性を持って物事を考えられる状態・傾向などのことです。

感情的が反対語ですから、感情に押し流されずに物事を判断する様子と言うことです。

「怒っていないで、もっと理性的になりなさい」「思い込みを排除して理性的に考えてみよう」「理性的に判断するとこの方がより合理的だと分かる」「恋文は一晩おいて、翌日に理性的な判断が出来るようになってから読み返しなさい」などと使います。

「理性」があることが「理性的」

「理性的」は「理性」があること、「理性」を持っている状態のこと、「理性」を失わないことです。

合理的に物事を推量・判断することですから、感情的になり人の言うことが受け入れられず、思い込みが強く、自説を曲げない態度は「理性」を失っていると言わざるを得ません。

そのような状態では冷静に合理的に筋道立てて物事を判断など出来ません。

「理性」と「理性的」とは

「理性」は冷静に考え、物事を推量して正しい判断をすることです。

「理性的」はそのような状態にあること、持っていること、傾向にあることなどを言います。

「あの人はいつも冷静に物事を見られる理性的な人と言えます」「理性的の反対は感情的です」「理性を失う」「理性を捨てる」「理性的になる」「理性的に考える」などと使います。

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