相互は「どちらの側からも働きかけがあること」。
お互いに何かをするという状況を表しているのです。
割と頻繁に使う可能性がある言葉と言えるでしょう。
交互は「順番に、互い違いに何かをすること」。
お互いに何かをするという意味では相互と同じですけど、あくまでも互い違いにという点が重要なので、そこがポイントと言えるでしょう。
「相互」の意味
相互とは、どちらの側からも働きかけることです。
お互いに何かをするという意味ですけど、基本的には双方は同じことをしていきます。
お互いに相手に対して、同じことをするという意味なので、そこは理解しておきましょう。
相互に関しては、相互に別の言葉を付け加えて使うケースが多く、相互単体で使用するシーンは多くありません。
「交互」の意味
交互とは、順番に、互い違いに何かをすることです。
双方が一斉に何かをするのではなく、順番ごとに何かをしていくシーンで使っていきます。
この交互に関しても、日常生活の中では割と使う言葉と言え、何度も見聞きしている人が多いはずです。
交互でないといけない場面などもありますから、そういった点は覚えておきましょう。
「相互」と「交互」の用法や用例
「社会では相互扶助の考え方が重要と言えるだろう。
お互いがみんなのためにと思う行動こそが重要であり、それによって社会は安定性を保っていると評価できるはずだ。」
「野球ではそれぞれのチームが交互に攻撃と守備をこなしていく。
サッカーみたいに常に攻撃と守備が瞬時に入れ替わるような状況はない。
そこが野球の特徴かもしれない。」
相互と交互はともに2つの存在が必要
相互と交互については、ともに2つの存在が必要不可欠です。
基本的には人間が該当するケースが多いですが、そうとは言えない場合もあります。
ただ、人間にしろ、モノにしろ、2つのものがともに働きかける状況を指しているので、似たような光景に見える面はあるはずです。
だからこそ、違いをしっかりと認識する必要があると言えます。