「駄目」と「無駄」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

駄目は「囲碁用語で打っても無駄なこと。」

「無用」と言い換えると分かりやすい。

無駄は「しても役に立たないこと」。

「無益」と言い換えると分かりやすい。

駄目は広く使われる意味が広い言葉ですが、もとは囲碁の言葉で、打っても自陣にならない場所に石を打つ無駄な行為のことを言います。

「駄目を詰める」のは勝負が事実上決着した後に陣地をハッキリさせるために石を置くことです。

「駄目」は囲碁で最後に詰めるどちらの陣地でない場所のこと
「駄目を詰める」は囲碁でも無駄なことになります。

ですから、普通は駄目という場所には試合の時は打たないものです。

自陣と相手陣との境目ですから、打っても陣は増えないのです。

転じて、「無駄なこと・してはいけないこと・無用なこと」などの意味に使われています。

「そんなことしては駄目」「もう駄目だ」「駄目な人だ」「駄目でもともと」「駄目を押す」などと使われます。

「無駄」は無用のことをすること
「無駄」の「駄」は「馬に乗せる荷物」の意味が有り、転じて「値打ちがないこと」になりました。

「無駄」は否定語が二つ繋がった言葉で「しても値打ちのないこと・無用・無益なこと」という意味です。

例えば「なんという無駄遣いをする」「無駄なことは止めておけ」「無駄を承知でしてみる」「やはり無駄になったか」「無駄な労力だ」「努力は無駄に終わった」などと使います。

「駄目」なことは「無駄」なこと
「駄目」と「無駄」は同じ意味を持ちます。

同じ「駄」の字を含む言葉で、「価値のないこと」になります。

「駄目」の方は「役に立たないこと・無駄なことだからしてはいけない・禁止」という意味が強い言葉になります。

「無駄」の方は「無用・無益」の意味で使い、禁止の意味まではありません。

「しては駄目」は禁止を意味し、「しては無駄」は無益のことを意味します。

「駄目」と「無駄」

「駄目」は囲碁言葉で「打っても無益な陣の境目」のことで、「打ってはいけない」という禁止の意味合いが強い言葉になります。

敢えて打つ行為は「無駄・無益」となり「役に立たないこと・無用なこと」「役に立たない人・無用な人」という意味になります。

「無駄」は禁止の意味はなく「無益・無用」ということです。

「それは無駄です」は「それは無益・無用です」の意味で「それは駄目です」は「それは禁止です」という意味になります。

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