「しお」と「えん」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

しおは「ナトリウムと塩素の化合物のこと」。

「食塩」と言い換えると分かりやすい。

えんは「酸とアルカリが反応して塩になること」。

「化学反応塩」と言い換えると分かりやすい。

「しお」は例えば水酸化ナトリウムの陰イオンと塩酸の陽イオンが結合して出来たものです。

「えん」は酸の陰イオンと塩基の陽イオンが結合してできる化合物です。

「しお」は「食塩」のこと

「しお」も化学反応で出来ます。
食塩はイオン交換被膜製法と言う方法で作られています。

海水から化学的に「しお」を取り出す画期的な方法です。

陰イオンしか通さない交換膜と陽イオンしか通さない交換膜を海水に入れると通貨したイオン同士が取り出せて結合し、濃い食塩水になりますから、それを蒸発させて食塩は作られています。

「えん」はイオン反応と中和反応で出来るもの

「えん」は「化学的な塩」のことで、一般的に酸性由来のものとアルカリ性由来のものがイオン結合して作られる「えん」のことを指します。
酸に含まれる水素イオンH+とアルカリに含まれる水酸イオンOH-が結合してH2Oつまり水になる反応を中和反応と言いますが、同時に「えん」が作られるのです。

例えば水酸化ナトリウムと塩酸の反応ではNaCL・食塩とH2O・水が出来ます。

「しお」も「えん」の一つ

「しお」は食塩のことで、食用のための「しお」ですが、製法はイオン交換膜で生じたイオン反応で作られる精製塩か、自然界に既にある「NaCL・しお」を精製するかして作られています。
その意味で「しお」も「えん」と言えます。

また、自然界の「しお」はミネラルなどの不純物が含まれるために「あらじお」と言いますが、健康のためには良いものです。

「しお」と「えん」の違い。

「しお」は食卓塩のことで、ナトリウムと塩素の合成物です。

海水をイオン交換膜方式でイオン結合を起こし作られる「精製塩」となります。

最近は天然由来の「あら塩」も作られています。

「えん」は酸由来の陽イオンとアルカリ・塩基由来の陰イオンが結合することで生じるもので一般的に「えん」と呼びます。

ですから「しお」も「えん」の一つです。

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