統制は「1つにまとめあげること」。
何かしらの目的を達成するために、集団や人間をまとめる、束ねる状況を意味しています。
それによって集団や人間は制限を受けることになるのです。
規制は「規律を保つために制限を課すこと」。
規律を保つという目的によって行われるもので、そこがはっきりしている点が特徴と言えるでしょう。
「統制」の意味
統制とは、1つにまとめあげることです。
たいていの場合には集団や人間をまとめることになります。
そして、統制をする主体となるのは国です。
代表的なケースで言えば、戦争にあたって、国全体を戦争遂行の体制に向かわせるために、企業や国民に制限を課していく状況があります。
世の中の全ての人たちが戦争遂行のために1つに束ねられる状況となるのです。
「規制」の意味
規制とは、規律を保つために制限を課すことです。
規律を保つために何らかの制限を課すという機会は日常生活の中で多くあります。
有名なものは法律ですが、それ以外でもルールなどが該当し、ルールはいろいろな場面で見ることができるでしょう。
したがって、規律というものに関しては馴染みを感じやすい存在と言えるはずです。
「統制」と「規制」の用法や用例
「国は非常事態においては、国民全体を統制し、望ましい行動に駆り立てることがある。
それによって国民は不利益を受けることもあるが、国全体の利益を考えると仕方ないのだろう。」
「世の中には数多くの規制が存在している。
その数は数えきれないほどだろう。
しかし、規律を保つために仕方ない面もあるので、受け入れていくしかないと言える。」
統制と規制は制限を課すこと
統制と規制は言葉がまず似ていますけど、意味も似ています。
どちらも制限を課すという意味を持っているのです。
ただ、統制に関しては、主に国が行うものを指していますケお、規制はいろいろな人たちが主体になりえます。
したがって、統制と比べると規制の方が馴染みを感じられる人が多いと言え、そういった面で違いがある状況です。