「銅」と「青銅」と「白銅」と「黄銅」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

銅は「原子番号29の元素のこと。」

「あかがね」と言い換えると分かりやすい。

青銅は「銅に錫を混ぜた合金のこと」。

「ブロンズ」「10円貨」と言い換えると分かりやすい。

白銅は「銅にニッケルを混ぜた合金のこと」。

「100円硬貨」「50円貨」と言い換えると分かりやすい。

黄銅は「銅に亜鉛を混ぜた合金のこと」。

「真鍮」「5円貨」と言い換えると分かりやすい。

銅は混ぜる金属により名前が変わります。

「銅」はほとんどを銅線・屋根材に使われます。

「銅」は電気伝導率が銀に次いで高いことと比較的安価であることから、60パーセントが電線の材料に、20パーセントが屋根製品に使われています。

ブロンズ・真鍮などの合金類は全体の5パーセントぐらいです。

また、硬貨にも合金が使われ、5円貨は真鍮・10円貨は青銅・50円貨100貨は白銅が使われています。

「銅」は鉄の「くろがね」に対して「あかがね」と和名があります。

「青銅」はブロンズのこと

「青銅」は銅に錫を混ぜた合金のことです。
青銅器時代から銅鐸・銅矛・銅剣・槍など使われて来た大変に古いものです。

現在はブロンズ像・青銅器などに使われています。

また、10円硬貨は青銅で作られています。

青銅はメソポタミア文明当時、発見された鉱石に銅と錫が含まれていたことから自然発生的に偶然作られたものです。

「白銅」は銅とニッケルの合金

「白銅」は白っぽい色をしたものですが、銅合金です。
100円貨は銅が75パーセント・ニッケルが25パーセントの合金で作られています。

また、「洋白」と言う合金は「白銅」に亜鉛が加わったもので、ニッケルシルバーとも呼ばれ、銀食器製品の代わりとして使われます。

ニッケルの入った「黄銅」でもあるため「ニッケル黄銅」として初期の500円貨に使用されました。

「黄銅」は真鍮のこと

「黄銅」は真鍮と言い、銅に20パーセント以上の亜鉛を混ぜた合金で黄色く見えます。
5円硬貨の材料でもあり、管楽器の材料にもなっています。

亜鉛の比率を高めると金色になります。

「黄銅」は展延性があり、熱伝導性も高く、腐食しづらいことメッキがし易いことなどから、例えばコンセント・配管・継ぎ手など多くのものに使われている金属です。

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