「不気味」と「異様」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

不気味は「恐怖を感じるような気味悪いこと」。

「恐怖感」と言い換えると分かりやすい。

異様は「見たこともない普通でないものや光景のこと」。

「異常光景」と言い換えると分かりやすい。

人は理解出来ないことや見たこともないものや光景に対して恐怖感を感じるものです。

何か予想が出来ない想定外のことが起きるのではないかと言う気持ちのことです。

「不気味」は気味が悪いこと

「不気味」は想定できないことが起きるのではないかと言う、気味の悪さのことです。
恐怖感を覚えるような、今まで経験したことのない様子の事になります。

例えば「押し黙っているその人に不気味さを皆が覚えていた」「映画で不気味な光景を見てゾッとした」「暗闇に不気味に光るものがあった」「借金が返せなくなった彼は何か不気味だ」と使います。

「異様」は気味の悪い様子のこと

「異様」は見たこともないものや風景のことです。
「不気味」でもあるのです。

例えば「火山の噴火口は溶岩が煮えたぎっていて不気味で異様な光景だ」「交通事故で潰れた車体は異様だ」「発掘された埴輪像は異様な形をしていた」「探検隊は未知の世界で異様な光景を目にした」「その物体は異様な形をしていた」などと使います。

「異様」な姿の深海魚は「不気味」にも感じました。

世界の海の深海魚は今だに未知のものもあると言われている中、発見された新種は見たこともない魚でした。

その大きな口や多くのヒレなど、その「異様」な大きな姿は「不気味」にも感じるものでした。

のちにシーラカンスと名付けられ、3億 5千万年の太古の姿を現代にそのまま伝えていたもので、大変に貴重なものと判明しました。

「不気味」と「異様」

「不気味」は恐怖感がある気味の悪さのことです。

物や光景・姿・性格・雰囲気などで使われます。

例えば「不気味な物体が近づく」「不気味な姿をしている」「不気味な性格の人」「不気味な雰囲気の場所」などと使い、「異様」は余り見たことのないものや光景のことを言います。

例えば「異様な物体が空を飛んでいた」「異様な光景を目の当たりにした」などと使います。

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