「過剰」と「過度」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

過剰は「多すぎで余ってしまうこと、程度が過ぎること」。

「余り」「過度」と言い換えると分かりやすい。

過度は「程度が過ぎること」。

「程度過多」と言い換えると分かりやすい。

過剰は語源的に「あまりが多すぎる」と言う意味があります。

過度の度は程度の度で、過剰は数・程度、過度は程度が基準をオーバーすることを言います。

「過剰」は数・程度が多いこと
「過剰」の「剰」は語源的には「刀で切った余り」と言う意味を持っています。

「過剰」は「多く余りが出た」と言うことで「数や程度がオーバーした」と言う意味になったものです。

例えば「設備過剰で必要以上に生産量が増え、在庫が過剰になった」「過剰投資の結果、損失も多くなった「最近は過剰包装になっている」と使います。

「過度」は程度オーバーのこと
「過度」は程度に使い、「必要以上の・過剰な」と言う意味です。

例えば「熱心な余り、過度の指導があり部員は疲弊してしまった」「売り場の過度の売り込みは客が逃げてしまう」「一度に電流が過度に流れてしまい、ブレーカーが落ちた」台風の大雨のた上流の河川には山から過度の雨水が流れ込み、下流で氾濫した」などと使います。

「過剰」も「過度」もオーバーすること
「過剰」は数が多すぎることや程度がオーバーすることを言います。

例えば「最近のお菓子は過剰包装だ」「この大学は過剰定員を受け入れている」「過剰なまでに肩入れしている」「甘やかしが過剰に映る」「規則も過度になると守られない」「練習も過度に傾くと逆効果になる」「企業の過度な在庫は負担になる」などと使います。

「過剰」と「過度」

「過剰」は数や程度がオーバーすることです。

「過剰投資」「過剰設備」「過剰在庫」「過剰定員」「過剰包装」「過剰肩入れ」「過剰指導」などと使います。

「過度」も程度がオーバーすることです。

「過度の水量」「過度の電流」「過度の練習」「過度の売り込み」などと使います。

どちらも過ぎることになり、悪影響が出ることになります。

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