「瞬間」と「刹那」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

瞬間は「瞬きするわずかな時間のこと。」

「一瞬」と言い換えると分かりやすい。

刹那は「非常に短い時間のこと」。

「仏教最小時間単位」と言い換えると分かりやすい。

瞬間も刹那も非常に短い時間のことで、計測出来ないくらいの時間のことを言います。

その前後は、前は過去と言い、後は未来と言うことです。

つまり、現在とは瞬間・刹那のことを言うことになります。

「瞬間」は瞬きする時間のこと

「瞬」は「まばたき」のことですから「瞬間」は「まばたきする間のこと」を意味し「一瞬」と言うことです。
実際は決まった時間ではなく、それほど短いという意味になります。

例えば「瞬間的に燃え尽きた」「瞬間湯沸かし器と言われた」「瞬間を縫って移動した」「事故の瞬間が目撃されていた」「瞬間、稲光がして音もすぐに鳴った」と使います。

「刹那」も一瞬のこと

「刹那」と言う言葉は仏教用語で、時間の最小単位を言います。
「一瞬やその時」のことを言いますが、「刹那的」「刹那主義」などと言う言葉もあり「その時さえ良ければと言う生き方、ギャンブルにふける様」を言います。

例えば「刹那的に生きるのはもう飽きた」「その刹那雷が近くに落ちた」「刹那は瞬間と同じ意味です」「刹那主義は後先考えない生き方で一時の快楽で満足することです」と使います。

「瞬間」も「刹那」も現在のことを意味しています。

「瞬間」「刹那」は一瞬のことですが、その一瞬に至るまでの時間は既にすぎ去っている過去と言えます。

そして一瞬の後に続く時間はこれから来るべき未来と言えるのです。

現在は過去と未来の境界線上にあるわけで、その時間は一瞬と言えるのです。

究極的に考えれば一瞬すらない、無限の短い時間と言えるのです。

現在とは何か分からなくなります。

「瞬間」「刹那」

「瞬間」は瞬きする時間のことを意味しますが、その時間はいくらかなど決まっては居ません。

それぐらい短い時間と言う意味になります。

「刹那」は仏教でいう時間の最小単位のことです。

「瞬間」も「刹那」も一瞬のことで、その前後は過去と未来に挟まれていることになります。

「瞬間・刹那」とは現在と同じ意味にもなるのです。

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