感謝は「特定の人のありがたい行為に対してお礼を言うこと」。
何かしらのありがたい行為を受けたお礼として、言葉を述べる、品を渡すなどのケースで使います。
謝恩は「受けた恩に対してお礼を言うこと」。
意味は感謝にかなり近いですけど、恩と言える行為に対してお礼を言う、またはする行為なので、そこはポイントです。
恩と言える状況はそこまで多くないでしょうから。
「感謝」の意味
感謝とは、特定の人たちのありがたい行為に対してお礼を言うことです。
何かしらありがたい行為を受けた際にすることなので、日常的に多く使うことができます。
ありがたい行為というのは、かなり些細なものでも構いませんから、感謝は至る場所でしている可能性があります。
感謝は多くが無意識にする行為なので、頻繁に使うことが可能な言葉です。
「謝恩」の意味
謝恩とは、受けた恩に対してお礼を言うことです。
意味は感謝にかなり近いですが、恩に対してお礼を言う際に使っていく言葉なので、使用できるシーンはそれだけ限られます。
恩というのは些細な行為とは言い難いものですから、日常生活の中でそう出くわすものではないでしょう。
したがって、謝恩は滅多にする行為ではないと言えます。
「感謝」と「謝恩」の用法や用例
「この前、道に迷ってしまったから通りすがりの人に聞いたんだけど、かなり丁寧に教えてくれて助かったよ。
思わずお礼を何度も言って感謝をしてしまったんだよね。」
「昔、勉強を教えてくれた家庭教師の人がいたんだけど、この人のおかげで成績が伸び、志望大学に受かることができたんだ。
このときの恩は非常に大きかったと言える。
謝恩の気持ちが今でも溢れているよ。」
感謝と謝恩はどちらもお礼を言うこと
感謝と謝恩については、どちらもお礼を言うという意味の言葉です。
お礼を言うようなシーンで使うので、その点においては共通と言えます。
しかし、感謝は些細なケースで使えますけど、謝恩は恩を受けたと言えるようなかなり稀なケースでのみ使う言葉なので、そこまで頻繁に使用することはないでしょう。
そこに違いがあります。