「経路」と「道順」の違い・意味と使い方・由来や例文

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経路は「ある地点からある地点に向かうにあたって、通るべきとされている道筋のこと」。

あらかじめ特定の道筋を通ることが決まっているようなケースで使っていく言葉です。

道順は「ある目的地に向かうまでの道筋のこと」。

目的地までの道筋ではありますが、あらかじめそれが決められているものかどうかは問われていない点が特徴です。

「経路」の意味

経路とは、ある地点からある地点に向かうにあたって、通るべきとされている道筋のことです。

つまり、経路に関しては特定の場所から特定の場所までのルール化された道筋であり、守るべき道筋とも言えます。

その道筋から逸脱することで安全性に影響が出る場合もあるため、経路のようなものが定められているとも言えるでしょう。

「道順」の意味

道順とは、ある目的地に向かうまでの道筋のことです。

特定の目的地まで向かうという意味で言えば、経路と同じような状況を表しています。

しかし、道順の場合には、特定の道筋を必ず通るべきとされているわけではなく、複数の道筋が常に考えられ、その中からどれを選ぶかという問題になります。

経路は1つでもあることも多いですが、道順は複数あるのが通常です。

「経路」と「道順」の用法や用例

「ここからあそこまで行くためには、この経路を通っていくべきだ。

特に危ない場所もないから、安心して目的地まで着くことができるだろう。」

「さて、今日はどういった道順を通って行こうか。

目的地まで行くためには複数の道筋がある。

その中でどういった道順を選ぶかに関しては、毎回そのときの気分で決めているんだよね。」

経路と道順はルール化されているかの違い

経路と道順は特定の場所まで向かう際の道筋を表す言葉ですけど、それぞれはある点において大きく意味が異なっています。

それはルール化されているかどうかという点です。

毛色は特定の道筋のみが推奨されていますが、道順は複数の道筋が候補としてあり、それを通っても構わないという状況です。

それぞれはこういった部分で見分けることができます。

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