「縦貫」と「横断」の違い・意味と使い方・由来や例文

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縦貫とは、細長いものを長辺方向に貫くことを指します。

地図上においては、南北方向を縦に貫くことを指しており、縦断ともよばれています。

横断は、地図上では東西方向に向かうこと、細長いものを短辺方向に貫くことを指します。

また、ある地点から反対側にある地点にわたることを指しています。

そして、縦貫と横断は交わることになります。

縦貫の意味

縦貫とは、細長い地形に対して、中心線に沿って貫くことを指します。

また、細長い地形に対して長辺方向に伸びることをいいます。

縦に長く貫くということになり、「縦断」ともよばれます。

「日本縦貫(縦断)」とは、北海道・東北から九州までを貫いていくことを指します。

日本の高速道路でも、「東北縦貫道」「九州縦貫道」などのように使われることがあります。

横断の意味

横断とは、一般的には、ある側から反対側へと渡ることを指します。

「横断歩道」や「道路を横断する」などは、この用法に基づいて使われます。

また、細長い地形に対して短辺方向に、そして中心線に対して交差するようにすることをいいます。

「アメリカ横断」などは太平洋あるいは大西洋からもう一方の海岸へと渡ることをいいます。

地図上における縦貫と横断

地図上において、縦貫とは南北方向に、横断は東西方向に貫くことを指しているといわれています。

しかし、これを日本に当てはめると少しこの意味とは整合性がとれなくなってしまいます。

なぜなら、日本列島における縦貫は、東北地方を南北に貫くだけでなく、東海・関西・中国地方を東西に貫くことも縦貫といいます。

これは日本列島の中心線が山脈になっているからです。

縦貫と横断に方角は関係ない

縦貫と横断には、東西南北の取り決めがありません。

要は中心線に沿って並行していれば「縦貫」、中心線に対して交差するようであれば「横断」となります。

東西南北の方角を基準にとらえてしまうと、特に日本のように細長く折れ曲がった地形の場合に、縦貫と横断が混同してしまうからです。

地形に対して、長辺方向・短辺方向はどちらか、中心線はどれかを基準にとらえてみてみましょう。

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