「友だち」と「友人」と「友」の違い・意味と使い方・由来や例文

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「友だち」は、親しく交わっている人のことです。

「友人」という意味の場合「a friend」で表されます。

「仲間」という意味の場合「a companion」です。

「友達がいがない」は「He is not true to his friend.」です。

「友人」は、親しく対等に交わっている人のことです。

英語では「友だち」と同様に「a friend」「a companion」で表されます。

「友」は、常に親しく交わる仲間、また、志を同じくする人のことです。

英語では「a friend」「a companion」で表されます。

「生涯の友」は「a lifelong friend」です。

「書物を生涯の友とする」は「He is enjoying life with books as his companions.」です。

「友だち」の意味

「友だち」は、親しく交わっている人のことです。

「友」「友人」「朋友」のことです。

元来複数形ですが、現在では一人の場合にも用います。

「友だち」は「友達」とも書きます。

「私たち」や「兄たち」のように、「達」は、複数形を表す場合は仮名書きです。

仁賢紀に「友だち有りて其の意を悟らずして」とあります。

以下のように使います。

良い友だちに恵まれる 友だちどうしで出かける 友達がいがない
出会ってすぐ友だちになった 遊び友だち 飲み友だち

「友人」の意味

「友人」は、親しく対等に交わっている人のことです。

「友だち」「朋友」のことです。

「友だち」よりも改まった言い方です。

以下のように使います。

良い友人に恵まれる 友人どうしで出かける
友人代表の挨拶

<友人の関連語>
「ペンフレンド」「ペンパル」は、手紙を通じて付き合う友人のことです。

「文通仲間」のことです。

「朋友」は、「友だち」「友人」を意味する文章語です。

「友垣」は、「友だち」「友人」を意味します。

主に、詩歌などで使われる言葉です。

「交わりを結ぶ」という意味を、垣を結ぶのに例えた言葉です。

「酒人・しゅと」は、一緒に酒を飲む友人のことです。

「茶のみ友達」は、茶を飲みながら世間話などをする親しい友人のことです。

「ルームメイト」は、量や寄宿舎などの同じ部屋で生活する友人のことです。

普通、同性の友人をいいます。

「友」の意味

「友」は、「共」と同じ語源で、「仲間をなすもの」という意味です。

①常に親しく交わる仲間のことです。

また、志を同じくする人のことです。

「友人」「友だち」のことです。

万葉集(4)に「ひとりや飲まむ友なしにして」とあります。

②「仲間うち」のことです。

「同じ集団に属する者」という意味です。

万葉集(20)に「大伴の氏と名に負へる大夫(ますらお)の友」とあります。

③「同行の者」「道づれ」のことです。

伊勢物語「友とする人一人二人していきけり」とあります。

④平素から心を寄せ、親しんでいるもののことです。

「~を心の友とする」のように使います。

以下のように使います。

友あり、遠方より来る。

また楽しからずや
友と酒は古いほどよい 良い友に恵まれる
竹馬の友 月を閑居の友とする 俳句を心の友とする

「友だち」「友人」「友」は、親しく交わっている人のこと
「友人」は、改まった言い方、 「友」は、文章語です。

「友だち」「友人」「友」は、類語です。

「ペンフレンド」「ペンパル」「朋友」「友垣」「酒人・しゅと」「茶のみ友達」「ルームメイト」は、これらの言葉の関連語です。

共通する意味は「同じ考え方を持ったり、行動を共にしたり、いつも親しくつきあっている人」です。

「友だち」は、最も一般的な表現です。

また、「遊び友達」のように「~友達」の形の複合語をつくります。

本来「だち」は複数を意味しますが、現在では単数でも「友だち」といいます。

「友達」とも書きます。

「友人」は、「友だち」の改まった言い方です。

「友」は、文章語です。

また、「風月を友とする」のように、自分自身が特に親しみを感じているものを意味することもあります。

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