「ピーマン」と「パプリカ」の違い・意味と使い方・由来や例文

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「ピーマン」は、明治時代に日本に伝わりましたが、一般の家庭に普及したのは終戦後です。

大型だったのが中型に品種改良され、広まりました。

一方、「パプリカ」は、1993年ごろにオランダから輸入されたことから始まり、日本でも流通するようになりました。

現在は、ニュージーランドなどからの輸入だけでなく国内でも栽培されています。

「ピーマン」の特徴

「ピーマン」は、ナス科トウガラシ属の植物で、原産地は中南米の熱帯地方です。

18世紀にアメリカで品種改良で大型の「ピーマン」が作られました。

それが中型に品種改良されて日本に伝わりました。

普段、「ピーマン」として食べているものは緑色のものが多いですが、これは未熟な状態で収穫されているためで、完全に熟すと赤色になります。

この変色は、「ピーマン」の中に含まれるカプサンチンという赤い色素が増えること起こります。

「パプリカ」の特徴

「パプリカ」も、「ピーマン」と同じくトウガラシと同じ仲間で、「ピーマン」よりも大型で肉厚、甘みがあるのが特徴の野菜です。

未熟な状態では、「ピーマン」と同じく緑色ですが、完熟状態になると赤やオレンジ、黄、紫、白などのカラフルな色になります。

これは、「パプリカ」に含まれている様々な色素の影響で発色します。

「ピーマン」と「パプリカ」の食べ方、栄養価の違い

「ピーマン」は、苦みがあるため、生で食べることはあまりありませんが、「パプリカ」は甘みが強いため、サラダなどに生のまま入れて食べることが出来ます。

色も鮮やかなので彩りをよくする目的でも使われます。

栄養価に関しては、ビタミンCの量、βカロテンの量も「パプリカ」の方が多くなっています。

また、「ピーマン」も「パプリカ」も熱を加えても栄養が損なわれないほど組織がしっかりしているため、様々な調理方法に対応できることが共通の特徴として挙げられます。

「ピーマン」と「パプリカ」の違いについてのまとめ

今回は、「ピーマン」と「パプリカ」の違いについてまとめてきました。

形が似ている野菜ですが、味や、栄養価、食べ方など、多くの違いがあります。

様々な違いを理解して、自分の作る料理などに合わせて使い分けをする必要があると言えるでしょう。

一方で、加熱しても栄養が損なわれないなど、共通している特徴もたくさんあります。

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