「刹那的」と「退廃的」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

刹那的は「行き当たりばったりのこと」。

「一時的」「瞬間的」と言い換えると分かりやすい。

退廃的は「すさんだ様子のこと」。

「不健全的」と言うと分かりやすい。

刹那は瞬間という時間の長さを本来意味します。

刹那的は将来のことを考えずにその日が良ければよいという後ろ向きな生活態度のことです。

退廃的は不真面目な様子のことです。

「刹那的」は少しの時間という意味
「刹那的」は非常に短い時間のことで、「刹那的に生きる」は先のことを考えずにその時がしのげればよいという生き方です。

例えば「ギャンブルに溺れる生活は何とも刹那的な感じがするので止めなさい」「刹那的とは一瞬が良ければよいという考えです」「刹那的な生き方に嫌気が指し、真っ当な生活がしたくなった」などと使います。

「退廃的」はすさんだ様子のこと
「退廃的」はすさんだ気持ち、ネガティブな気持のことで、「退廃的に生きる」とは昼間からアルコールを飲み、ギャンブルに溺れ、仕事もせず、非生産的なことばかりしていることです。

例えば「真面目に勤めていた人が会社にいられなくなり、退廃的な生活をするようになった」「退廃的な生活態度はまじめな態度とは真逆のことです」などと使います。

ギャンブル中毒などの患者は「刹那的」「退廃的」な生活

ギャンブル中毒やアルコール中毒・麻薬中毒・ゲーム中毒などになると、「刹那的」「退廃的」な生活に陥ります。

中毒患者は入院治療や施設に入らない限り、そのような生活になるのです。

行き当たりばったり、その日暮らし、夜昼なし、計画性ゼロなどの荒み切った生活態度になり抜け出せなくなります。

周囲は早く対策をしなければなりません。

「刹那的」「退廃的」

「刹那的」は短い時間のこと、一時的に良ければよいという後ろ向きの生活態度のことも言います。

「退廃的」も同じようなものですが、もっと程度が重いものになります。

特にいろいろな中毒患者が最初に陥る生活態度になります。

周囲はそのようになっている本人に早く気が付いて、入院治療や施設に入れることが大事となります。

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