格段は「程度が著しいこと、違いが特に大きいこと」。
何かを強調する際に使う言葉と言え、程度をより大きく見せるようなシーンで使用することが多いでしょう。
格別は「他とは格が違うこと、特別であること」。
格別に関しても特定のものを強調したいときに使う言葉ですから、格段に近い意味と言えます。
そのものが特別であるという意味になるため、いい意味で使われやすいのです。
「格段」の意味
格段とは、程度が著しいこと、違いが特に大きいことです。
何らかのものを強調する意味がある言葉で、これ単体では使うことは少ないです。
いい意味で使うこともあれば、悪い意味で使うこともあるので、多くのシーンで使用が可能でしょう。
だから、他人が使っているときにはどっちの意味で使用しているのか、適切に判断しないといけません。
割と日常生活の中で使用することが多いです。
「格別」の意味
格別とは、他とは格が違うこと、特別であることです。
格段と同じような意味の言葉になります。
したがって、日常生活の中で使用する機会はそこそこ多くあるでしょう。
しかし、格別に関しては基本的にはいい意味で使うことが大半であり、格段とは違って悪い意味で使うのは不自然と言えるでしょうから、そこは覚えておいてほしいのです。
「格段」と「格別」の用法や用例
「今回のテストの中で、数学だけが格段に点数が低いな。
他はまずまずと言えるレベルにはあるものの、数学に関してはちょっと見過ごせない点数になってしまっているんだ。」
「山の頂上からの景色というのは、この地球上のどの場所からの景色よりも優れていると感じる。
私にとっては本当に格別な光景なんだよ。
この感動を多くの人たちに味わってほしいな。」
格段と格別はどちらも強調する言葉
格段と格別は基本的に何かを強調する言葉であり、意味はさほど変わりません。
しかし、格段は悪い意味でも使われるケースがあるのに対して、格別はいい意味でしかほぼ使われないため、そこで違いがあると言えます。
ここは両者の違いと言えるポイントなので、頭に入れておきましょう。
場面によって使い分けていく良いでしょう。