結末は「物事の結果や終わりの部分のこと」。
最終的にどうなったかという部分のみを指しており、物語などのストーリーにおいてよく使われる言葉です。
顛末は「物事の最初から最後に至るまでの部分のこと」。
最後のみではなく、最初から含むので、その点において結末とは違う意味の言葉になります。
割といろいろなシーンで使うでしょう。
「結末」の意味
結末とは、物事の結果や終わりの部分のことです。
物語のストーリーなどにおいてよく使われることが多いです。
したがって、割と使用される場面が限定されると言えます。
基本的には結果や終わりの部分だけを指すため、それ以外の途中経過のような部分は含みません。
だから、非常に意味が分かりやすい言葉と評価できるでしょう。
「顛末」の意味
顛末とは、物事の最初から最後に至る部分までのことです。
最初から最後までなので、全貌とも言える部分を指しています。
物事の一切ということで、結末との違いは非常に分かりやすいはずです。
顛末に関しては物語にも使われることがありますが、割と日常的な出来事に関して使用されることも多々あるため、多くの人たちにとっては馴染みがある言葉と言えます。
「結末」と「顛末」の用法や用例
「この小説の結末は非常に面白かった。
すごい意外な展開を迎えていたから、いい意味で新鮮だったよ。
本当におすすめできるから、お前も読んでみると良いよ。」
「今回のミスがなぜ起きたのか?その顛末を明らかにすれば、今後同じようなミスは起きなくなるだろう。
今後のためにも詳しい話を聞かせてもらいたい。
できるだけ詳細な話を。」
結末と顛末は範囲が異なる
結末と顛末に関しては、同じような意味の言葉となっていますが、どういった範囲を含むかという部分で違いがあります。
結末は結果や終わりの部分のみですが、顛末は最初から最後まで含むので、そういった部分で明らかな違いがあると言えるでしょう。
言葉は似ていますけど、区別をすることはそんなに難しくないと言えるはずです。