「フェルトペン」「サインペン」「マジック」「名前ペン」の違い・意味と使い方・由来や例文

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「フェルトペン」は、「マーカー」ともよばれる筆記具で、ペン先にフェルト(不織布)を使い、インクが吸い出されるようになって筆記することができるものです。

今では手軽に書くことのできる筆記具として広く使われるようになりました。

その中でも、「サインペン」はペン先をフェルトからアクリル繊維にして、主に水性インクを使用したペンです。

また、「マジック」は、主に油性インクを使って簡単に消えないように施され、「名前ペン」は、物に名前を書き込むことに特化して作られたペンです。

「フェルトペン」とは

「フェルトペン」は、ペン先に不織布を用いて、毛細管現象とよばれる管内の液体の動きを利用して、ペン軸からインクを吸い出して筆記・描画できるようにした筆記具です。

「マーカー(ペン)」ともよばれています。

現在はフェルトだけでなく、合成繊維をペン先に使用しているものもあります。

世界的には18世紀にイギリスで誕生したといわれ、日本では戦後から広く普及するようになりました。

「サインペン」とは

「サインペン」とは、主に水性インクを使用したフェルトペンです。

本来は、文房具メーカー「ぺんてる」の商品名だったものが、社会に広く知れ渡ったために、水性インクのフェルトペン全体を指す言葉になりました。

サインペンは、太い文字しか書けない、文字が滲むなどの欠点を克服するために、ペン先をアクリル繊維に変え、インクを水性にしたものであり、1963年に初めて発売されました。

「マジック」とは

「マジック」とは、本来は油性マーカーのブランドである「マジックインキ」からとられたものです。

油性マーカーの代名詞として広く使われていますが、これももともとは商標となっています。

寺西化学工業と内田洋行などの研究によって、速乾性があり、耐久性もある油性マーカーとして1953年に発売されました。

ちなみに、本家である寺西化学工業のマジックは、インクの補充ができるほか、使用によって劣化したペン先を交換することができます。

「名前ペン」とは

「名前ペン」または「名前書きペン」は、その名の通り名前を書くのに特化したペンです。

道具類や衣類、その他小物類に自分の名前を書くときに、細かいところでも書けるように改良されています。

フェルトでは文字の太さが気になりますが、これをプラスチックにしました。

油性インクだと滲みが欠点ですが、滲まないようにインクを改良したことで、布地のものにも簡単に書くことができるようになり、洗濯を重ねてもインクが落ちないようになりました。

また、太い・細いの2種類のペン先になっているのも特徴として挙げられます。

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