難波は「難波の宮から名づけられた地名のこと」。
「なんば」と言い換えると分かりやすい。
浪華は「大阪商人が華やかなことを好み名付けたられ地名のこと」。
「浪花」と言い換えると分かりやすい。
浪速は「大阪の古い名前のこと」。
「巡洋艦浪速」と言い換えると分かりやすい。
「なにわ」と言う名前はナンバープレートについている他、幾通りかの書き方が存在します。
「難波」は難波宮から来ています。
「難波」は「なんば」と読むことが多いのですが「なにわ」とも読みます。
難波宮は奈良時代から飛鳥時代に大阪の中心近くにあったいわば日本の首都だったのです。
海外からの使節を出迎えた場所でもあり、当時は海岸がすぐ近くに迫っていた場所であったため、「難波」と言う言葉が使われたと言われています。
難波宮は史跡公園として大阪城のすぐ南に今でも残っています。
「浪華」は華やかなことを好む大阪商人が付けた名前
「浪華」または「浪花」は「なにわ」と読みますが、商売をする上で華やかな花のように繁盛するイメージから付けられたと言われます。
「浪花」は大阪の中心地に付けられている古い名前です。
また、浪曲のことを「浪花節」と言い、大阪芸能の一つです。
主に飲食関係や小売店の店は「浪花・浪華」と言う漢字を好んで使うようです。
「浪速」は古い名前
「浪速」も「難波」と同じく昔の大阪の呼び名になります。
「波が速い」とは「水の流れが速く船の航行が難しい」と言う意味なのでしょう。
「難波」も同じことなので、
「波が高く船の操作が難しい」ので名付けられたと思われます。
現在「浪速」は学校の名前や「浪速区」と自治体にも採用され、早いイメージなのか日清戦争当時の「防護巡洋艦浪速」にも付けられていました。
「なにわ」はいくつかの漢字が当てられます。
「なにわ」は平仮名で車のナンバープレートに付いていますが、その他には「難波」「浪華」「浪花」「浪速」などがあり、それぞれ由来があります。
「難波」「浪速」は古い大阪の呼び名で、「浪華「浪花」は大阪商人が好んで付けた名前です。
現在の大阪にはこれらが混在しているのですが、大阪人は巧に使い分けをしているようです。