敬遠は「相手を敬いつつも、心の中ではかかわりを避けようとしていること」。
表面上はちゃんと相手を敬っているように見えなくはないものの、心の中では避けたいという気持ちが強い状態です。
遠慮は「特定の行為をするにあたって、控えめに努めること」。
意識して控えめにすることを遠慮と表現します。
場面によっては、遠慮せざるを得ない、それを半ば強制されるようなシーンもあると言えるでしょう。
「敬遠」の意味
敬遠とは、相手を敬いつつも、心の中ではかかわりを避けようとしていることです。
相手を敬っている状況は見えるものの、避けようとしている部分がうっすら見えてしまっているケースで使います。
ただ、敬遠に関しては野球用語でもあるため、そっちで見聞きする方が多いと言えるでしょう。
野球好きの人にとってはお馴染みの言葉と評価できます。
「遠慮」の意味
遠慮とは、特定の行為をするにあたって、控えめに努めることです。
本当はもっと積極的にしたいことがあっても、それをあえてしないことを遠慮と言います。
見た目で言えば、避けている雰囲気が見えることから、敬遠と同じような光景に見える可能性があります。
遠慮は自分でやるものですけど、半ば強制的にせざるを得ない状況になる場合もあります。
「敬遠」と「遠慮」の用法や用例
「今日、全打席でヒット打っているあの打者とは勝負してはいけないだろう。
ランナーなしならまだしも、チャンスで回ってきそうだからな。
絶対に敬遠すべきだ。」
「今日は上司が何でも好きなものを奢ってくれると言っていたが、さすがに本当に何でも好きなものをお願いしたらマズいよな。
少しは遠慮した方が良いんだよな。」
敬遠と遠慮は見た目は同じような状況に見える
敬遠と遠慮については、それぞれの意味は異なっています。
しかし、見た目は同じような状況に見えやすいと言えます。
敬遠については日常生活で使うこともありますけど、野球で使用するケースがかなり多いです。
遠慮については日常生活で使用することが大半であり、どちらかと言えば遠慮の方がメジャーな言葉と言えるかもしれません。