「タイ」と「キンメダイ」の違い意味と使い方・由来や例文

B!

タイは「スズキ目タイ科の赤い高級白身魚のこと」。

「めで鯛」と言い換えると分かりやすい。

キンメダイは「キンメダイ目キンメダイ科の赤い肌で白身の深海魚のこと」。

「鯛もどき」と言い換えると分かりやすい。

キンメダイは赤いため、タイと似ている魚ですがタイではありません。

目が大きな金色の深海魚で、生息場所も異なります。

「タイ」は白身の高級魚

「タイ」はいろいろな種類がありますが「マダイ」が高級魚として有名です。
他にはタイと名前が付く魚は「クロダイ・アマダイ・キントキダイ・イシダイ・チダイ・キダイ」などが挙げられます。

体が扁平で大型・色は赤身を帯びている・白身の代表などの特徴を持つ魚は「ダイ」と名前が付いています。

しかし、タイではない魚もタイにあやかりたくて名前だけが付いているものも少なくありません。

「キンメダイ」はタイではありません。

「キンメダイ」はキンメダイ科の深海魚ですから、タイと名前が付いていてもタイではないのです。

通常深海200~400メートルの場所に生息していますが、補食のために明け方にかけて水面近くまで上がってくる性質があるため、そこを狙って漁をします。

金目と言う大きな黒い目は深海魚ならではのもので、金色に光るため金目と呼ばれます。

「タイ」も「キンメダイ」も美味しい魚

「タイ」は白身の刺身として高級な料理になり、焼いても煮付けても、蒸してもおいしい魚です。
お目出たい席に登場し、大相撲優勝力士が手に持っている魚でもあります。

「キンメダイ」も高級魚で油が乗っていて湯引きの刺身も出来、タイと同じように料理出来ます。

ただし、タイではありませんから、お目出たい席には無縁の魚です。

「タイ」と「キンメダイ」は違うもの

「タイ」はタイ科、「キンメダイ」はキンメダイ科に属する異なる魚になります。
タイと名前が付いている魚は多く、赤いイメージから付けられるのかも知れませんが、イシダイなどは黒白の模様がある魚なのでなんとも言えません。

しかし、大きな範疇ではイシダイなどはスズキ目ですから、タイと言っても間違いではありませんが、「キンメダイ」はスズキ目ではなくキンメダイ目になります。

最新の記事はこちらから