「エタノール」と「メタノール」の意味と使い方・由来や例文

B!

エタノールは「アルコールの一種で酒の主成分のこと」。

「エチルアルコール」「酒精」と言い換えると分かりやすい。

メタノールは「アルコールの一種で毒性のあるもののこと」。

「メチルアルコール」「木精」と言い換えると分かりやすい。

メタノールはお酒ですから飲めますが、メタノールは毒性や引火性があり飲むと危険です。

「エタノール」はお酒の主成分

「エタノール」はいわゆるアルコールと言うもので、「酒精」とも言い、お酒そのものです。
揮発性の無色の液体で、別名エチルアルコールと言います。

お酒として造られる他に消毒や殺菌・溶剤・燃料にもなります。

工業用アルコールの内発酵アルコールは防腐剤・みりんなどに応用され、合成アルコールは接着剤・インク・塗料・農薬などの原料になります。

「メタノール」は毒

「メタノール」は毒性があり、お酒のように飲むことは出来ません。
アルコールランプの燃料と言えば分かりますが、燃料として使用されることや燃料電池にも使われています。

また、ホルマリンの原料として、フェノール樹脂や接着剤の原料ともなります。

また引火性が強く日本では、危険物第四類アルコールに指定されています。

「メタノール」は「エタノール」にはならない。

密造酒は「メタノール」に「エタノール」を混ぜて作られますのでは税金がかからないことから安価に作られました。

密造酒を沸点の違いを利用して蒸留しても「エテノール」が残留していたことから中毒になったものです。

中毒になると死ぬこともあり、死ななくとも失明したため、「目散るアネコール」「ばくだん」などと言われました。

「エチル」はお酒、「メチル」は毒なの

「エチルアルコール」つまり「エタノール」はお酒のアルコールで、もちろん飲むことが出来ます。
消毒用アルコールが不足した時期には「エタノール」から作られたこともあります。

「メチルアルコール」つまり「メタノール」は毒性や引火性の強い毒物です。

これを使い酒の代わりとして安価な密造酒が流行した時期が戦後ありましたが、死者や失明者が続出しました。

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